2016.9.5
Bonjour! こんにちは。
モンパリのMiyoです
先週末、ずっと行きたかった
”Fondation Louis Vitton”
(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)へ
行ってきました!
Fondation =「財団」なので、
ここは「ルイ・ヴィトン財団の美術館」
とも言われています。
ルイ・ヴィトンをはじめ
数多くの有名ブランドを有する ”LVMH” が、
mécénat(メセナ活動)の一環として、
建てた建物です。
※メセナ活動とは、企業が文化・芸術活動の支援のために
お金を寄付する活動のことです。
つまり、
ここの財団で得られた収益は
すべて文化、芸術活動のために
寄付されるわけです!
さすが、芸術の国、フランスですよね。
この美術館には、
ルイ・ヴィトン財団や
LVMHの社長個人が所有する
様々なアート作品が展示されるそうです。
(私は初め、ルイ・ヴィトンの歴史などが紹介されている場所だと勘違いしていました…。)
場所はパリ郊外の
「ブローニュの森」の中にあります。
メトロ1番線のLes sablons レ・サブロン駅
(凱旋門があるシャルルドゴール・エトワール駅の3個先)
から歩いて10-15分くらいです!
パリ中心部からすぐなのですが、
パリ街中とは全く違う、
静かで緑あふれる、
まさに森林の中にあります。
まるで、どこか遠くの別世界に
来たような感じです
歩いて行くと、
突然カラフルな変わった建物が
見えてきました。
これがルイ・ヴィトン財団 美術館です!
とっても存在感のある建物。
まるで宇宙船のよう…
この建物は、
世界的に有名なアメリカの建築家、
フランク・ゲーリーが設計した建物です。
フランク・ゲーリーと言えば、
奇抜でユニークな素晴らしい作品が数多くありますが、
私はプラハのダンシング・ハウスと
アメリカMITのスタータセンターを実際に見て、
とっても感動したのを覚えています。
なので、このルイ・ヴィトン財団美術館が
フランク・ゲーリー設計の建物と聞いて、
とても楽しみにしていました!
正面入り口には
ルイ・ヴィトンのロゴマークが
ついています!
早速、チケットを購入して入場です。
※チケットは今の時期だけ一人9ユーロ(通常14ユーロ)。
8月末〜10月半ばまで、中の展示がお休みのため安くなっています。
この展示、年に二回変わるそうですが、8月末までの中国現代アートの展示はあまり評判よくなかったので、展示がお休みでもその分チケットが安い方が正直ありがたかったです(笑)。
中に入ると、広々とした空間が広がっています。
本・グッズが販売されているお店や
それが、今年の5月に
期間限定のアート作品として、
色付きのガラスの帆がつけられました。
これは、
有名フランス人アーティスト
Daniel Buren (ダニエル・ビュラン)氏
によって、デザインされたもの。
ダニエル・ビュランといえば、
パリのパレ・ロワイヤル庭園にある
素敵なストライプ柄の広場を
デザインした人です!
パレ・ロワイヤルについては以前少し紹介したので、
展望台に行くと、
ダニエル・ビュランがデザインした
ガラスの帆の天井を
近くで見ることができます!
青、緑、黄色、赤、ピンク…
とても鮮やかな色ばかり。
そして、
この「鮮やかな色」が
太陽の光によって
白い建物に反射し、
「淡い色」が映し出されています。
この「鮮やかな色」と「淡い色」の
コントラストが
このデザインの特徴だそうです!
天気が良かったので、
エッフェル塔や、
ラ・デフォンスの高層ビル群なども
綺麗に見えました!
エッフェル塔
パリ郊外 ラ・デフォンスの高層ビル群
展望台から下の階へ降りてくると、
ミラーが連なる不思議な空間などもありました。
中の展示がお休みでも、
フランク・ゲーリーと
ダニエル・ビュランの
素晴らしい作品が見れるだけで、
充分楽しめるところです!
また、財団の横には、
大きな公園が広がっているので、
帰りはそこを散歩しながら
のんびり帰れます。
パリの中心部から近いとは思えない、
別世界の場所…
建築したフランク・ゲーリー自身も
ここを
ルイ・ヴィトンの「宇宙船」
と呼んだくらい、
特別な別世界です!
この宇宙船の中には
まだまだ紹介したい素敵なものが
たくさんあったので、
今週は順を追って紹介していきます