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モノと戯れる日々

日々をちょっとだけ楽しく、便利に、刺激的にする方法を、自分が好きなデジタルモノを中心に紹介していく日記です。

普段は、自分が興味あったり使ったりしているものの紹介とかダラダラ書いていますが、今日はちょっとお仕事にも関連する内容です。

狩野モデル

あまり、日本では使われていないらしく、その存在自体知られていない事が多いようです。

このモデルでものを考えると、自分が製品開発する場合や、自分がものを買うときにも、大事なポイントを外さないようになれると思います。

下記は、上記紹介サイトからの引用になります。


魅力的品質要素
それが充足されれば満足を与えるが、不充足であっても仕方がないと受けとられる品質要素。

一元的品質要素
それが充足されれば満足、不充足であれば不満を引き起こす品質要素。

当たり前品質要素
それが充足されれば当たり前と受け止められるが、不充足であれば不満を引き起こす品質要素。

無関心品質要素
充足でも不充足でも、満足も与えず不満も引き起こさない品質要素。

逆品質要素
充足されているのに不満を引き起こしたり、不充足であるのに満足を与えたりする品質要素。



さて、この要素のうち、何が一番大事か分かりますか?

製品の性質にもよりますが、基本的には、

「当たり前品質、一元的品質」

を満足しないといけません。



例えば、ものすごくデザインの優れた家電があったとしましょう。

そうですね、ここでは、エアコンとしてみましょう。

このエアコンは、ブルーのLEDとかELディスプレイとか搭載していて、近未来的なデザインでクールです。

では、エアコンにおけるデザインは、上記のどの要素になるでしょうか。


魅力的品質かと思います。


デザインが気に入ったので、このエアコンを買うことにしました。

部屋に設置したときのイメージを膨らませて、ワクワクしながら。


後日、このエアコンが届き、設置工事も終え、普段使いを始めることになります。

「いやー、デザインいい!、ホントに良い買い物したなぁ」

なーんて思っている矢先に、このエアコンの冷えが悪い事に気づきました。

エアコンが部屋の温度を下げるのは当たり前の事。

そうです。

このエアコンは、当たり前品質が満たされていなかったのです。

まさか、エアコンが冷えないなんて想定もしていないので、超不満なわけです。



また、一元的品質はどのようなものになるでしょうか。

そうですね。

例えば、タイマー機能などがそれに該当すると思います。


では、マイナスイオンを発生させる機能はどうでしょうか?

魅力的品質ですかね。


インターネット経由でスイッチを切ることができる機能は?

これも魅力的品質かなぁ。
人によっては、あってもなくても関係ない、無関心品質でもありますね。


では、一ヶ月の電気代を判断して、一定料金以上使ったら、エアコンが起動しないという機能があったとしたらどうでしょうか。

勝手にそういうことしてくれなくていいよ。と思う人がいそうです。
となると、逆品質かも知れませんね。



のように考える事で、当たり前品質や一元的品質を外さないもの作りやもの選びが可能になります。

鋭い方は分かったかと思いますが、この品質は

「人によって基準が異なる」

のです。


ものを買うときは、自分の基準に照らし合わせるだけで良いですが、ものを作る側になったらそうはいきません。

より多くの人の基準で考える必要があります。


もの作りの現場では、

「魅力的品質を追求しすぎて大事な事を忘れる」

というのが起こりやすいです。

特に、声の大きい人や、ユーザーでもないのに意見を言う人には多いのでは無いかと思います。

このブログ読者の中にも、そういう事で苦労されているエンジニアの方もいるのではないかと。


「こだわるポイントはそこではない。」

ということが往々にしてあります。



ものを買う側の視点ですと、

「デザインなどに惑わされる」

というのがあります。

消費者としても賢くなって、自分にとって必要なもの不要なモノを整理して、正しいもの選びができるようになると良いですね。






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