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ノスタルジーの結末として、わたしの今があるのだとしたら、よかったとは言えないけど、よかったと、言いたい。


良いことと悪いことは多くの場合同時にやってくる。というのをひしひしと感じたここ1年です。


まだ、そこまで受け入れきれていないので、入り込んだ説明は上手くできないけど、なるべくシンプルに書いてみます、どうか少しでも伝わればいいなと思います。




遡れば約1年前、
初全国流通をするアルバムを作ろうと制作を始め、漠然としたイメージを曲にしていたころ。

そのころには、わたしの祖母が認知症になっていて、それは、別に、年齢的なものだったりもあるだろうし、最初は軽かったし、特別に不幸なことだとは思ってないつもりだったけど、

わたしの脳内は意識せずとも記憶のこと、大事なものを忘れてしまうこと、今ある大事なもののこと、そんなことでいっぱいだったのか、

4月のエンドロール
記憶喪失girl
光泥棒
コドクイデンシ

忘れてしまうこと、消えてしまうことを歌詞にした曲ができてしまって

こんな曲ができたなぁなんて思っていた矢先、

9月末に、
祖母が別の病気になって、余命宣告をされていることを聞かされました。

残されたのは年内、持つかどうかわからないくらいの短い時間。

わたしは、祖母と一緒に過ごす時間より、アルバムを完成させることを選びました。

音楽をやると決めた時点で、音楽以外のことは全部捨てれると思っていたし、優先させるのはバンドのことだと、最初から決めていたから。

でも、捨てきれるはずなんてなくて、

祖母が生きているうちに、祖母のためのアルバムをどうしても、完成させたいと思いました。

もうその時点で10月。
レコーディングも途中で、
流通をさせるとなると本当にギリギリの時間しかない中で、できれば12月に流通させたいです。とだけ主張して、メンバーをはじめ、みんな、ギリギリの時間で、ノスタルジーを完成させました。

YOUFOの歌詞は、
そんな状況下で曲作りも最後のころに書いたものなので、
そういう意味では、たぶん、ノスタルジーの中で1番、祖母のための曲です。2番の歌詞とか。

そして、ノスタルジーのテーマ、
12曲いれて、
あなたに見せたかった季節

というのを、モノクロパンダを知っている人は、いろんなところで見かけたと思うのですが、

もう、祖母と一緒に過ごすことはできないだろう季節のこと、祖母が迎えられないであろう季節のことを考えて、それぞれの曲にいろんな要素を取り入れて、季節ごとに並べて、1年間を作りました。

なんとかノスタルジーを完成させて、
1月11日にリリースをして、

その後、祖母は亡くなりました。

それでもツアーは続き、ツアーファイナルの3月まで、いろんなことをたくさん考えたし、ライブの度その時にしか歌えない歌を、わたしは歌っていたのだと思います。



こんな内情が本当はずっとあって、
でも別にこれをノスタルジーを売る売り文句として大々的に使うつもりもなかったし、干渉もされたくなかったし、メンバーにも言ってないし、誰にも言わなくてよかったとも思う。

わたしは、祖母のために作ったCDがちゃんと祖母に届けられた時点で、ノスタルジーが売れる売れないとか、良いものか悪いものかとか、そんなのはおまけでしかない部分もあって、

でも、ノスタルジーが確かに誰も予想だにしない事態を巻き起こしたCDになって、メジャーデビューまでできてしまって、

それは、なにか、関係があるような気がしてしまった今、

吐き出したくなってしまった、読んでくれてありがとう。



わたしは、これでやっと、ノスタルジーの先に進めます。