メンタルヘルスとアートセラピー | I Will Never stop fighting

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海外生活15年。え?カッコいいなんて程遠いです摂食障害になったり、育児鬱になったり、夫婦関係悪くなったり、偏頭痛に苦しめられたり 経験を通してシェアしたい事を勝手に書いてます

摂食障害のサポートグループにコネクトするようになって、アートや、ヨガ、クッキング、ダンス、マインドフルネスなどに興味を持つようになりました。

数週間前になりますが、サポートオフィスのプログラムの一環で、Life drawing (写生画)のクラスが催されたので、自分の美術センスに自信はないものの、参加する事にしました。

絵を描いたのは、中学の美術の授業ぶりの私で。 授業で描いた作品は、未完成のものや、想像力の限界で諦めた作品ばかりだったので自分には美術センスがないことは明らかでした。成績も、もちろんさえなかったので、あまりいい思い出がありません…

クラス当日の夜。写生モデルの女性が、プロらしく、恥じらいを全く見せずにヌードでポーズをしてくれました。クラスに参加した初心者の私たちは、1分間の走り書き練習をさせられるのですが、モデルをみる恥じらいと、時間の短さに 戸惑いました。
何よりも挑戦だったのは、

しっかりじっくり描きたい。
紙に作品が残る事への抵抗感。
うまく描けなければ、劣等感を感じる。
人との比較。

に向き合う事でした。
1時間に渡る走り書きの練習は、まさに困難!!
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入りきらないし、線が繋がらないし、
見たものをそのまま正直に描けないし、立体感なし!!

でも、チョークや、太く柔らかい鉛筆を使って、指や服も 汚れるくらいゴシゴシと やり始めると、

解放感とともに、自分の見ているものと、描く指の感覚がシンクロしていくような感じになるんです。

走り書きも、
なかなか素敵じゃんニヤリ なんて、受け入れる気持ちが湧いてきました。

アートセラピストは最後の1時間、15分間の写生をさせてくれました。
ウォームアップが終わったクラスの私達は、自分らしさをキャンバスに表現していたように思います。

みんなの作品は、素晴らしいものでした。特に、私達は完璧主義の性格であったり、自分を受け入れられなかったり、体を受け入れられなかったり、上手か下手しか自分に判断を与えないような性格がバックグラウンドにあるから、
みんな1人1人、満足のいく作品を仕上げられた事は、新しい発見であり、自分のacceptance (受け入れる気持ち)を訓練する事に大きく貢献したように思います。
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私の最後の、作品です。

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アートの世界に、自分を表現する、表現できる事が こんなに解放感をもたらしてくれるのがわかった事は新しい発見でした。

今、オーストラリア、海外では大人のための塗り絵本が人気を出しています。
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Mental illness ( 精神的な病気や悩み)を持つ人々が増え続けている社会の、ヘルスのケアとアートセラピーが、注目されてきているように思います。

私も 自分で体験して もっと追求していきたいフィールドだと思っています。