一億総中流と言われた時代、今思いおこしても良い時代だったなって思う。

70年代の初頭には、オイルショックなどのネガティブな要因はあったものの社会的には高度成長期の延長線上にあり、自分の親の家業もネコの手も借りたいほどの忙しさで、何不十無く過ごせていたとことは確か。

物質的豊かさの恩恵。

月に一度のメンクラ(men's club)雑誌を楽しみにしていたことや、毎週のnhkラジオ(渋谷陽一氏)で新しい洋楽の新譜情報などの情報を首を長くしてまっていたことなど、たわいもなく幸せだったと、つくづく思う。

あの頃のお気に入り。

マクレガーのスイングトップ+オックスフォードのボタンダウン、それにデザートブーツ、スリムの綿パン。

スティーリー・ダンのエイジャ。

バブルほど、浮かれても無く穏やかで謙虚。

少し物悲しくもあった、日本のフォークミュージックや荒井由美さんの歌詞に豊かさと不安の入り混じったような感覚があったことを記憶している。

新しい価値や情報を欲してもいたし、喜びもまたひとしおだった。

気持ちも豊かだったなぁ。

良い時代、良い思い出を、いつの世も。