乾いた風がグラウンドをなでて
そこから湿度を奪っていく

湿度のない乾いたグラウンドは
その肌を風に切られて
身体を舞あげた

粉々に切られて
砂となったグラウンドは
風に跨って四方八方

触れるもの全てを
乾かして乾かして
どこか遠くへ
後ろの方でパタパタと
何かの倒れる音がする

振り返り見てみると
ずっとずっと向こうから
こっちにつながって倒れてくる

最初がどこかなんかわからないけど

何かは間違いなくこちらにのびて
パタパタと

パンダはパンダ
見た目は白黒
ふわふわで
笹を食べたり
タイヤに揺られ
とても穏やか
やさしげで

パンダはパンダ
パンダは熊で
爪も鋭く
腕や足も強靭で
見た目にないほど
凶暴で

パンダはパンダ
作っているのは
姿なの?
心なの?

僕は優しく見えるかな
でも僕は。