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とらドラ! (1)

とらドラ! (1) (電撃文庫) 竹宮ゆゆこ

とらドラ!1/竹宮 ゆゆこ
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[内容(表紙裏 紹介文より引用)]

桜舞う四月。高校二年。新しいクラス。

目つきは悪いが普通の高校二年生・高須竜児は、ちっちゃいのに凶暴で獰猛、“手乗りタイガー” と呼ばれる少女・逢坂大河と出会う。そして彼女の知ってはいけない “秘密” を知ってしまい……。

それが竜虎相食む恋と戦いの幕開けだった!


[感想]

これは女の子の方が楽しめる小説ではなかろうか?


今さら説明する必要もない作品ですね。先日までアニメも放送されており、なかなかに好評でした。

現時点、小説の方は8巻まで読了、アニメは見終わっております。小説9,10巻の展開とアニメの終盤の展開が同じかはわかりませんが、ここでは1巻についての話に特化させて頂きます。


冒頭の感想がでてきた大きな要因は、竜児の視点に立った場合に、大河を恋愛対象としにくいということ。

これは竜児→櫛枝、大河→北村の恋の構図があるからというよりは、竜児が大河を見る目線が、娘を思う父のように感じるからです。逆に大河の側からすると、竜児の存在は、自分に好意を持ってかいがいしく世話をしてくれる幼馴染キャラといった感じ。ハチャメチャな大河をそれでも理解してくれる竜児という存在。大河の側に感情移入したくなっても無理はない。私が女だったら、竜児を“嫁”にしたいですよ。・・・・・・ちょっと気持ち悪かったですね。


実際には物語は竜児の一人称視点で進み、竜児の感情が表現されていく。大河はむしろ”何を考えているか分からない”というポジションにいます。なので当然、読者の視点は竜児の側になるのですが・・・。一巻は、ほぼ全編を通して竜児に対する大河からの褒美が少ないんです。何を言っているかというと”デレ”が足りないんだよ、”デレ”が!! しかし・・・。実は随所にちりばめられた大河の”デレ”。意外とおいしく頂きました。(笑)


ストーリーの方は、特別に面白いネタがあるわけではなく、竜児、大河、そして北村、櫛枝の4人のキャラクターと立ち位置を説明するため話といった感じですね。

竜児の大河への思いと、大河の竜児への思いは、まだまだ互いに自分でも自覚できてない。

しかしながら、ラストにかすかに見せる大河の表情が、読者の心をくすぐります。


この作品に触れてない方には、アニメの方が入り易いと思います。

アニメを見て面白いなと思われた方は、小説の方も手にとってみてはいかがでしょうか。