『具体』(『具象』)とは『はっきりとした形や内容がある』ということ。だから『具体化』といえば『形や内容をはっきりさせること』となる。そこから『現実的である・現実に即している』という意味も生じている。

ex.)日本国憲法は『平和主義』を原理としている。その原理は、第九条の戦争放棄として具体化されているのだ。


『抽象化』の過程では、そのものの持つある側面が描き出されると同時に、様々の具体的な要素(個性)が切り捨てられることにもなる。それを『捨象』という。『捨象』は『抽象』と一体のものである。


また『捨象』によって『抽象化』がすすむと、具体的、個的なものが、他の多くのものと共通するものとしてとらえられるようになる。これを『一般化』という。
オリエントとはヨーロッパからみた『日ののぼるところ、東方』を意味し、今日『中東』とよばれる地方をさす。この地方は雨が少なく気温が高いために、砂漠・草原・岩山をなす地域が多い。そこでは羊やラクダを飼育する遊牧生活に加えて、沿海や河川流域の平野、あるいは点在するオアシスで、麦・豆類・オリーブ・ナツメヤシなどを栽培する農業が営まれた。とくにティグリス・ユーフラテス川、ナイル川など大河の流域では、定期的な増水を利用してはやくから灌漑農業がおこなわれ、大規模な定住がすすみ、高い文明が発達した。
ティグリス・ユーフラテス両河流域のメソポタミアでは、前3000年ころから都市文明が栄えた。この地域にはアラビア半島や周辺の高原からセム系(アフロアジア系)やインド=ヨーロッパ語系の遊牧民が豊かな富を求めて移住し、複雑な歴史をくりひろげた。ナイル川によって生きるエジプトは、一時は異民族の侵入があったが、メソポタミアとことなり砂漠と海にかこまれているため、ハム系(エジプト系)の人びとが長期にわたって高度な文明を営んだ。また両地方を結ぶ交通路にあたっていたシリア・パレスチナ地方では、セム系の人びとが地中海の交易に活躍した。
オリエント社会では、大河を利用した治水・灌漑のために、はやくから宗教の権威によって統治する強力な神権政治がおこなわれ、神としての王の権力や信仰生活のありさまを表現する独特の文化がうみだされた。
lose sight of~:~を見失う

ex.)You must not lose sight of your main object.
あなたは自分の主目的を見失ってはいけない。


see much [little; nothing] of~:~としばしば会う[ほとんど;まったく会わない]

ex.)I haven't seen much of Johnny lately. I wonder what has become of him.
最近ジョニーにあまり会っていない。彼はどうなったのだろう。
ex.)I haven't seen anything of him lately.
最近、彼にはまったく会っていません。


do [see] the sights of~:~を見物する

ex.)I'm going to do [see] the sights of London next week.
私は来週ロンドン見物をするつもりだ。

bend:[他]~を曲げる
[自]曲がる
→bent:[形]曲がった、熱心な
→bent:[名]好み;傾向

ex.)The directions said I should not bend or fold the card.
説明書にはカードを曲げたり折ったりしないようにとあった。


fluent:[形]流暢な、緩やかな
→fluency:[名]流暢さ
→fluently:[副]流暢に

ex.)Kosuke stood before the class and read his story in a fluent

English.
コウスケは教室の前に立ち、物語を流暢な英語で読んだ。


improve:[他]~を改良する、~を改善する
[自]よくなる
→improvement:[名]改良

ex.)I can improve my diet by not eating so much junk food.
あまりジャンク・フードを口にしないことで、食事を改善できる。

悪し:とても悪い、まずい、粗末だ;醜い、みっともない

ex.)よき悪しきことの、目にも耳にもとまるありさまを、(源氏物語)
とても良いことやとても悪い ことが、目につき耳にも入る様子を、
ex.)ある人の子の、見ざまなど悪しからぬが、(徒然草)
ある人の子で、外見の醜く ない人が、


:(何かがあった)翌朝;早朝

ex.)野分のこそをかしけれ。(徒然草)
野分の吹き過ぎた翌朝 こそ興味深いものだ。
ex.)夕べに寝ねて、に起く。
夕方に寝て、早朝 に起きる。



遊ぶ:(音楽を)演奏する・(詩歌を)作る;遊戯する

ex.)とりどりに物の音ども、調べ合はせて遊びたまふ、いとおもし

ろし。(源氏物語)
それぞれに楽器の音を、響き合わせて演奏し ていらっしゃるのは、とても趣きがある。
ex.)囲碁・双六など遊びて、(徒然草)
囲碁・双六などを遊戯し て、