アトピー浸出液対策、実は悪玉菌も必要だった! | 千葉アトピー治療専門鍼灸「宗気堂」

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今回のテーマはアトピー浸出液対策です。




◉ はじめに。





アトピー性皮膚炎の症状で1番辛いのは浸出液が出ている時ではないでしょうか?


対策として、浸出液が出ているときに抗菌剤を使用する方もいますが、


抗菌剤を使用しても浸出液が止まりにくくお困りの方は、


今回の投稿を参考にしていただければと思います。








◉ 浸出液対策は3つの皮膚常在菌対策で!




浸出液を止めるには3つの皮膚常在菌対策がポイントになります。










◉3つの皮膚常在菌とは?




✅ 表皮ブドウ球菌(善玉菌)=皮膚表面や毛穴に存在


✅ 黄色ブドウ球菌(悪玉菌)=皮膚表面や毛穴に存在


✅ アクネ桿菌(日和見ヒヨリミ菌)=毛穴や皮脂腺に存在









◉ 3つの皮膚常在菌の働きとは?




✅ 表皮ブドウ球菌(善玉菌)=脂肪酸やグリセリンを作ります。


脂肪酸は抗菌作用があり黄色ブドウ球菌の増殖を抑えます。


またグリセリンは皮膚のバリア機能を維持する働きがあります。



✅ 黄色ブドウ球菌(悪玉菌)=皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して炎症を起こしたり、


化膿する事もあります。



✅ アクネ桿菌(日和見ヒヨリミ菌)=脂肪酸等を作り出し皮膚を弱酸性に保ち、


細菌の増殖を抑えます。


一方で過剰に増殖し炎症を起こすとニキビの原因になります。










◉アトピー浸出液に必要な皮膚常在菌対策は黄色ブドウ球菌(悪玉菌)を減らせばいいの?





黄色ブドウ球菌(悪玉菌)が増えると、炎症を起こしたり化膿したりと浸出液の原因にも考えられますが、抗菌剤を使用しても浸出液が止まらない方は、悪玉菌対策から善玉菌を減らさない発想に切り替えた方がいいです。







◉ 表皮ブドウ球菌(善玉菌)を減らさない3つの対策とは!





✅ 入浴回数を減らす又は患部は洗わない。


✅ 洗浄料を過剰に使用しない。


✅ 角質を落とすくらい強く掻かない。








◉ アトピー浸出液対策、実は悪玉菌も必要だった!




悪玉菌が必要な理由は「悪玉菌がいないと、善玉菌は機能しません😓」



東洋医学の陰と陽と同じですので、悪玉菌、善玉菌、両方とも必要です。



抗菌剤を使用しても浸出液が止まらない方は、


悪玉菌が多いのではなく皮膚常在菌のバランスが崩れていると理解しては如何と思います。



皮膚常在菌はバランスによって維持されますので悪玉菌も必要です。



例えば腸内細菌にも悪玉菌は必要不可欠な存在です。








◉ まとめ。




東洋医学は「陰」と「陽」どちらかに偏った時に病気になると言います。「偏陰偏陽ヘンインヘンヨウ」とも言います。


ある意味、アトピー性皮膚炎は「善玉菌」と「悪玉菌」のバランスが崩れた状態と理解しても良いです。



それではまた👋




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◉ まめの「アトピー改善 豆知識」



免疫力も皮膚常在菌に影響します。







◉ 編集後記。






悪玉菌と言うネーミングが、悪玉菌対策に誤解を招いているのかもしれませんね😓 


必要のない悪玉菌であれば、体の免疫系が攻撃する筈ですので、攻撃しないと言う事はやはり必要なのでしょうね☺️