俺のオヤジは常に一言多い。つまりイラつく蛇足を常につける男なのだ。
オヤジの誕生日祝いに少し心温まるメールを送れば
「心温まるメールをありがとう
・・・・中略・・・・
康一朗も親になれば、
その辛さがわかると思います。
この暖かい言葉が息子からもらえるように
頑張ってください。」
感動させようとして送ったメールが
嫌味と自慢になって返ってきました。
・・・新手の拷問でしょうか？
大学受験に合格したときも
「合格おめでとう。本当に頑張ったね。
・・・・中略・・・・
せいぜい短い大学生活楽しんでください。」
ん！？
合格喜びムードが何故か「余命宣告」張りに
嫌な感じをだしていますがどういうことでしょうか？
んで、今日送られてきたのがコレ。メインは小遣いをくれるという約束の話だったのだが
「約束の1万円は月曜日に振り込みます。
・・・・中略・・・・
そういえば、
中日は康一朗が見に行った試合以外負けていませんよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
一万円いらない！
しかし、そんな脳天を刺激する蛇足の血が俺にも流れていた。
元カノ「まい」と付き合っていたときのメール
「まいのこと凄く大切に思ってるよ。
・・・・中略・・・・
最後に、大好きだよ。ひかり。」
言うまでもなく彼女の返信は
「ひかりって誰！？」
争えない愚男の血。