母と久々の外食をしようということになり、待ち合わせ場所は渋谷で、近くなったらメールでやりとりをしようという事になりました。
そして待ち合わせ15分前に、母からメールが着ました。
半蔵門線に乗ってます。いま九段下です。
九段下なら、あと15分くらいかなと思っていたら、母からまたメールが着ました。
いま半蔵門を出ました。
あっそうなんだと思っていたら、またまた母からメールが2件着ました。
永田町を出ました。
青山一丁目を出ました。
ん?
これまさか
母からメールが着ました。
もう表参道を出ました。
メールを各駅で送ってきてる。確かに近くなったらメールしてとは言ったけど、カウントダウン感覚で来るとは思いませんでした。
律儀な母です。
一応、階段上がったら改札が見えるから、出た所で待ち合わせで
とメールを送ると母からメールが着ました。
渋谷に着きました。
改札を出た所で待っていると、キョロキョロしながら母が階段を上がって来るのが見えたので、手を振ったのですが全然気付いてもらません。
母は駅員を見つけて何かを話しています。
改札の場所を聞いてるのかな?と思ったら、駅員に連れられて階段を降りていきました。
どこにいくんだ、母よ
待ち合わせ場所はここだ。
このままだと会えない気がしたので、電話をしました。
自分「もしもし」
母「もしもし」
自分「もしもし…もしもし」
母「もしもし…もしもーし」
自分「もしもし~、こっちは聞こえてるよ」
母「私は聞こえてないわよ」
自分「それ聞こえてるね」
母「あっそうね」
なんだ、このやりとり。
今まで生きてきて、無駄ベスト5に入るレベルのやりとり。
そして、やっと母に会えました。夕食を食べに行く途中で
次回公演のチラシを渡しました。
母は、チラシを見るなり
母「A君、ドラマに出てたでしょ?」
自分「ドラマ?CMじゃなくて?」
母「ドラマよ。木曜の21時からやってた」
自分「それA君じゃなくて、Yだよ」
母「あっY君か~。どうりで顔が違うと思った。前に貰ったチラシで何回も顔を確かめたけど全然違うから、メイクをしたら女性みたいに変わるんだなって思って見てたわよ」
自分「偏った解釈っ!それに男はメイクでそんなに変わらないよ」
母は、口を開けて呼吸が出来ない位笑っています。
自分「濃いか薄いかで言ったら薄い系統だけど、小栗旬と菅田将暉ぐらい違うよ」
母「えっ小倉淳と菅田雅史?」
自分「それ誰なの」
母「私の高校の時の同級生よ」
自分「皆さんご存知のみたいなテンションで言わないでよ。息子が母親の同級生を例えに出すわけ無いでしょ」
母は、口を開けて呼吸が出来ない位笑っています。
母は、いつも刺激的な会話をしてくれます。
最高な母です