今年の暑い暑い夏、



我が家にダグラスがやって来ました。
年齢は8歳、体重は7.7キロ、
小型犬以上中型犬未満というような
やや大きめのベルジアン・グリフォンという
日本では珍しい種類の犬でした。
皮膚はマラセチアでベタベタでとても痒そうで
目は白内障で全く見えない子でした。
一般的に、健康で小さくて若い子は里親さんが
決まりやすいと言われています。
ダグラスを預かることになったとき
この子は少し時間がかかるかもしれない、
もしかしたら年単位でうちにいることに
なるかもしれないと覚悟しました。
しかし、意外にもすぐに
ご応募がありました。
ただ、そのお宅は階段が多い一軒家のお宅で
目の見えないダグラスには無理だろうと
泣く泣くお断りをしました。
ご応募の方も、残念ですが仕方がありませんと
納得をされて、このご縁は繋がりませんでした。
きっとご応募は少ないだろうと思っていたので
1つのご縁が無くなり、とても残念でした。
しかし、
数日後、この方から再度ご連絡を
いただき、目の手術をすれば、
目が見えるようになれば、
うちのような環境でダグラスと暮らすことは
できないでしょうか?とのメールが。
信じられない思いで
ドキドキしながら何度もメールを
読み返しました。
ずっと暮らしてきた犬であれば
高額でも手間がかかっても手術をすることは
珍しいことではないのかもしれませんが
これから迎える子にそこまでしてくれるの?と
とても驚きました。
夢のような話に思えました。
犬の白内障の手術は、
人間のように日帰り簡単!というような
手術ではありません。
費用もとてもかかりますし、
術後のケアもとても大変だそうです。
人と違い、犬は目が見えなくても
暮らすことはそんなに大変ではないと
いう意見もあります。
実際にダグラスは、時々物にぶつかりますが
日常生活は普通に過ごせていました。
でも、ダグラスはまだ8歳、
私は残りのダグラスの犬生で
何も見えないで暮らすより、
いろんなものを見て暮らせることが
幸せだと強く思いました。
何より、これから最後まで愛情を持って
一緒に居てくれる里親さんの顔を
ダグラスに見て欲しいと思いました。
いろんな意見もいただきましたが
私はダグラスのためにこのチャンスを
絶対掴みたいと思いました。
本当にダグラスのことを考えて
くださる方で、
涙、涙のお見合いを経て、
無事にトライアルが決まりました。
正式譲渡に。
食事療法で内臓機能を高めるように
ケアをしていただいたり、
手術に向け、目薬を何種類もさしたりと
手厚いケアをしていただきました。
手術前、感染防止のために
せっかくフサフサになった毛を
丸刈りに…
でも、新しい毛もきっとすぐに生えてくるよ!
そして、先日、
無事に目の手術が終わり、
ダグラスの目に光が戻りました。
術後、麻酔が覚めて
先生たちの動きを目で追っていますと
メールをいただいたときには
感激で涙が止まりませんでした。
何年振りに見えたんだろう。
久しぶりにみた世界はどんな風に
見えたんだろう。
久しぶりの光は、眩しかったかな。
3日間の入院を終えて帰ってきた
ダグさん。
まだ目は充血していますが、
じーっと見てくれるんだそう。
里親さん曰く、
いま頭をフル回転で理解しようとしている、
とのことでした。
本当に幸せだね。
ダグラスママさんは、
「私は今日から
ダグラスが保護犬だったというのは
もう言わない。
かわいいチンパンジーの子供みたいな
ダグラスを見て決めました!!」と言うと
話してくださいました。
ダグラスを見つけてくれて、
ご応募してくれて、本当に
ありがとうございます。
私はダグラスの目が見えたこの日を
一生ずっと忘れないと思います。
本当にありがとうございます。
これから術後のケアも大変ですが
頑張ってください!
ダグラスも、お散歩に行けなかったり
辛いことがあると思いますが
乗り越えて欲しいと思います。
そして
このダグラスの夢のような本当の話が
希望を捨てないでまた頑張ろうと
誰かの力になることを
祈ります。
























