膨大な量の業務が押しかかってくると
ある瞬間、諦めがでる。どうせ頑張ってやったって終わらない、と。
キャパオーバーになる。
それは「認知症の方のトラブルに巻き込まれると仕事が終わらなくなる」という経験となる。
=認知の方に関わりたくない
という思いをもつことにもなる

私の認知症の方の看護の苦手なところは

①対応に時間がかかる上に、数分経つと再度同じ状況が繰り返されるため、時間が無駄になっている感覚をもつ。
②無遠慮に好き勝手なことを我慢もせず言っている姿にイライラする。攻撃的でこちらの言葉に理解を示してもらえない。
この2つがあったと思う。
①の方は、業務に追われている日なんかはもう最悪。
うわー
また徘徊し始めとる。さっきお部屋に戻ったとこじゃん!なんやったんよさっきのなだめてた時間は!
もう時間ないよ!まだ記録も終わってないし、やることいっぱい残ってるのにー




②の方は、
もうそれくらい我慢してよ。先生の指示守ってよ。私が責任をとらなきゃいけなくなるのに。わかってよ。同じことばっか言わないでよ。それくらい我慢してよ。入院しとるんだから制限があるのは当たり前でしょ。どうしたらいいのよ。
こんな気持ちになってたかな

頭では認知症を理解しているけど、それを受け止める私の心の問題ね。
でね、もっと最悪なのが周りのみんなも同じくらい忙しければ諦めもつくし、みんなで頑張ろう!お互い大変だね!ってなるんだけど
自分だけ大変
だと思ってしまう状況だと、
もー不機嫌になってしまう

心の中では
気づいてよー!
私朝からずっと大変なのに!
ナースコールの対応くらいしてよ!
ちょっとは変わってよ!
気にしてよ!
もう絶対私も手伝ってあげへんわ
なんで私だけ・・・
とイライラが更に更につもってます・・

心のストレスタンクが満タンになっています。
はじめは笑顔で対応していたものの
この頃には真顔。イライラオーラが漏れ出す。
結果
認知症の看護最悪。
もう関わりたくない。
と思ってしまっていました。
繰り返しますが、認知症の方が悪いのではなく、それを受け止める私の心の問題。
あと、余裕をもってケアができない状況になってしまっているのが原因です。
認知症の方は1ミリも悪くない。
つづきます