これまた過去の日記から
MRIを受けに行ったときです
そう、手術をする病院にはまず検診先の病院でマンモドーム(組織診)とMRIを受けてから
紹介状をもらうことになっています(そういう規則みたい)
早く新しい病院に行きたいけれど、紹介状がないと今大学病院ってなかなか受け付けてくれないから、やきもきしながら検査を受けていたころでした そして結果が出ないので
一番不安だったころです
7月7日、七夕。この日私はMRIを受けました
2回目。最初は子宮筋腫の時です
今回は事情が違うのでずっとドキドキ。
当日は有休を少しでも使わないように午前中は仕事、午後からの検査でした
子宮筋腫の時と違い、今回はうつ伏せ。しかも造影剤を投与して乳がんの広がりを見るそうです
(エステの時に背中をマッサージするときに顔を出すところがあるじゃないですか、それが
顔と両乳房が出せるような器具がMRIに装備されていました)
時間通りに到着。
検査着に着替えて(乳房を見るので上はすべて脱いで検査着、下は着替えませんでした。ストッキング(靴下)履いていました)
最初に点滴しました(たぶん造影剤がスムーズに入るための生理食塩水だと思います)
看護婦さん2人。どうやら一人は新人さんのよう。
血管を取るために縛るゴムバンドはうまくいかず思わず『痛い』って言っちゃいました
こことか、ここもいけるし。。、ここも出てきた・・・って言っているし・・・
すっごく不安なんですけど
そして点滴完了(ちょっと痛かっただけでした)
ゆっくり立ち上がってくださいね~って言われて立ち上がると・・・・・・・
液漏れているんですけど!!!
ベテラン(でも若い)が冷静を装いながら『たぶん接触部分から漏れているんでしょう』と
処置をしてくれました
ちょっと大丈夫???????(血も交じっていたし)
そしてMRIに・・・
不安で、怖くて、でも大人だから冷静を装って・・・そんな葛藤の中
『おねがいしまーーーす』と出てきた技師さんはお姉言葉でした(お姉かどうかはわからない)
お姉言葉でいろいろ支持されるとなんとなく安心する。
乳房が定位置に来るように触ったときも『ごめんね~失礼しまーーーす』って
和む。
先ほど点滴を失敗した看護士2人はじっと立っているだけで(ベテランさんはちょっと手伝っていた)
なんなんだろう??見世物じゃないよ!!
造影時間は約30分。20分撮影してその後造影剤を入れて5分撮影。
途中で寝ちゃっても大丈夫だけど、頭だけは絶対動かさないでねーーー
何度も言われました。ちょっとでも頭を動かすと乳房の位置がずれてしまうそうです
よろしくおねがいしまーーーすと何度も行ってくれるお姉技師。
そのたびに私も『おねがいしまーーーす』と返します
うつ伏せなので目を開けても何も見えない。
外では工事現場のようなカーンカーーン、びぃぃぃぃんびぃぃぃぃん、等の音がする
時々位置が移動する(ちょっとビビる)
もう寝るしかないかな、うつつぅぅぅとするとお姉技師さんが見えて
今から造影剤入れるわね。この辺が冷たく感じるけど気にしないでね(顔を上げることができず)
何やらごそごそ準備をしているような気配。お姉が「ok,ok」と指差し確認
始めますね~今から造影剤入れますね~
しばらくすると点滴が入っている腕が冷たくなってきました
ああ、これかぁ・・・しばらくすると腕から液が漏れている感じが!!
え??また液漏れ??いいの??知らせたほうがいい??でも後5分。動いちゃうとまたやり直し!!
どうしよう、どうしたらいい??(何かあったときのためにブザーを持たされていた)
と思っているうちに終了。
おつかれさま~~とお姉に言われて、『実は液が漏れている感じがして…』というと
え??驚いて確認すると少し漏れていました
『でもちゃんと写っていたから大丈夫よ』
ちゃんと写っていた??ちゃんと写っていた?????
やっぱりがんなんだ・・・・・・・
何とも言えない不安な気持ちになりました
MRIを受けて改めて私はがん患者なんだって実感して帰宅後泣いてしまいました
このとき、本当につらかったな~