小学校四年生の長女は、ADHD障害(多動性注意欠陥障害)とASD障害の合併症と診断されています。

 

私のブログのテーマ、「ADHD注意欠如多動性障害とASD障害」に、長女の障害について色々と書いています。

 

長女が今週から小学校の「ことばの教室」を再開しました。

「ことばの教室」自体は、長女が小学三年生の二学期からお試し期間ということで放課後を利用して通わせていました。

本来ならば、学校の通常授業の1時間を当てて通うものですが、先生と長女の相性も気になるし、長女がストレス無く授業が受けられる環境なのか判断したかったので、学校側に面談時にお願いした次第です。

 

学校の担任の先生や校長先生などの先生と面談を重ね重ねした結果、

昨年から「ことばの教室」に通わせることになった理由としては・・・、

長女は言葉のおくれ、吃音(きつおん)などの身体の部分の障害ではなくて、ADHDとASD障害児が生まれつき持っている言動・衝動・性格の部分を改善できたらと思い通わせています。

長女自体は、生まれて来てからずっとこういう感じなので、本人は現状、性格や日常生活に関して不自由をしていない様子です。

ただ、長女の我が強すぎて(妹に対しては敵対心むき出しのジャイアンです)、周りの友人関係や姉妹関係が難しくなってきたので。

 

 

詳しく言えば、キリがないくらい出てきますがココに書いてみます。

 

じっとしていられず常に身体のどこかが動いている。→集中力に欠ける。

すぐに忘れる。物忘れが多い。

よく物を落とす・失くす・壊す。物を大切に出来ない。

物に対して乱暴。

幼稚園時代から含め、傘は20本以上(全て長女用に買ったもの)も壊されています。

今でも傘の扱い方が乱暴だから、長女だけ学校用と放課後&公園用の2本を使い分けています。それでも三ヶ月ぐらいで壊されます。

台風の時期が続くと、面白がって傘をブンブン振り回して毎日壊されちゃうから(遊んで壊されるたび毎回旦那さんも激怒してる)レインコート登校させたいぐらい。

自己管理と時間管理が苦手。

自分のものでも落とし物に気付かない(小学校の落とし物ボックスに入っていてフルネームで書かれてあっても自分の持ち物ではないと先生に言うレベル)。

物事の取りかかりに時間がかかる。→学校のテスト時も名前を書くまでの取りかかりが遅く、長女だけ10分間延長してもらっています。

苦手分野の授業は、常にボーっとしていて上の空。→先生に名前を三回呼ばれても気づかないレベル。

自分の嫌なことや思い通りにならないことがあると甲高い大声で「キャー!!!」と叫びまくる。→物を投げる。物にあたる。→ASD障害児にはよくあることらしい。

友達や姉妹喧嘩の時に、自分の気持ちの整理が出来ず、自分の想いをなかなか相手に伝えられなくて、甲高い大声で「キャー!!!」と叫びまくる。

楽しい出来事はずっと覚えていられるけど、どうでもいいことや苦手なコトや嫌なコトや怒られたことはすぐに忘れる。

友達と遊ぶ約束をしていても忘れる。

優先順位が決められない。宿題など帰宅してすぐやらないといけないものを後回しにして、今自分がやりたいことをやってしまう。

いつも、学校から帰宅して手洗いうがいをさせたら友達から自宅にピンポンきてて、ランドセル放り投げて遊びに行ってしまう。

学習机の上を片付けるのが苦手。机の周りが常におもちゃや物で溢れている。

学校の時間割が出来ない。学校に持って行くものの管理ができない。→毎日私が用意しています。

学校から持ち帰らないといけないものを忘れる(宿題・連絡帳・連絡袋・歯磨きセット・上靴・体操着セット・給食袋など)。→毎日担任の先生に帰宅時にランドセルの中身をチェックしてもらっています。

担任の先生がチェックして下さらないと忘れてきたり、上靴を上靴袋に入れずにそのまま教科書やノートと同じところのランドセルに突っ込まれてしまう・・・タラー(上靴で学校のトイレとか行ってるから汚いのに、そもそも汚いという意識が低い)

金曜日は、上靴・体操着・給食袋など持ち帰るものが多いため、なるべく手に持ちたくない長女はランドセルに詰め込めるだけ適当に詰め込み、筆箱だけ入らなかったと手で持ち帰ったりする。→毎週金曜日は、ひどい詰め放題状態(連絡袋が小さく折りたたまれてグチャっとなっていたり、プリントが破けていたり、教科書やノートが折れ曲がっていたり。それでも本人は気にならないらしい。)でランドセル開けるのが怖い。そろそろランドセル変形しちゃいます。

自分の洋服や自分のモノに対して、執着心・愛着心が薄い。→着られればいい、使えればなんでもいい的な。

小学四年生でもアンパンマン(親としてはそろそろ卒業してほしいキャラクター)のレジャーシートを捨てたがらずに、同学年の友達と毎日のように使い続ける。

精神年齢が低い。幼い。良い意味でピュア。

要らないものであろうものでも物を捨てられない。モノを捨てるという行為が苦手。

 

ことばの教室に通わせたい理由は、まだまだありますが、キリがないのでここまで。

これ以外にもいろいろありすぎる毎日です。

 

ことばの教室に通わせて9月で丸一年になりますが、少しずつでも長女の成長にプラスになっていると思います。

ことばの教室のときだけでも字が丁寧に書けるようになったり、モノの扱い方が少しだけマシになったり。

傘の壊れる頻度が減りました。少し集中力もアップしたかな。

集中力が上がるとともに、物事の処理能力(処理の早さ)も少しずつ上がってきました。

 

 

姉妹喧嘩や甲高い大声で「キャー!!!」と叫ばれるのは毎日ですが、次女には長女のコトを伝えてあるので、少し理不尽なことがあっても、仕方がないと我慢してくれています。

姉妹喧嘩で長女からキツイことを言われたり、長女に蹴飛ばされたり叩かれたり大事なものを隠されたり、嫌なことをされっぱなしの次女だから、長女が居ないところで次女の心のケアをしてあげたりしています。