今日は東京国立近代美術館にて期間限定で開催されている「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってきました!

朝10時に行ったんですが既に結構多くの人が無気力

幸い美術館に入って5分くらいで中に入ることが出来ましたが中も多くの人で賑わって熱気が割とすごかったです…!

 

今回はサグラダ・ファミリアを中心にガウディの生い立ちと彼の設計した建築物を辿る内容となっています。

私は大学のお休み中にバルセロナに行ったことがあり、サグラダファミリアやカサ・ミラ、カサ・バトリョなどを訪れたことがあり今回の展示はそのときの思い出が蘇りました。

また、今回の展示でその時は知らなかった情報などをより詳しく知ることが出来ました!

 

↑一部撮影OKな展示もあり。原寸大の像の迫力がすごかったです!

 

中でも印象的だったのは、ガウディの残したとされる「人間は創造しない。ただ、発見するだけである」という言葉です。

全然巨匠とはレベルが違う話ではあるのですが、普段自分はWEBデザインを制作していて自分の独創的な配色や配置、形状のアイデアが出せないことに悩んでいました。

で、本読んだり、参考サイトみたり普段の街中のポスター見て得た知見を流用したりしている中で「自分だけのオリジナルな表現を生まなきゃ!」と少し焦っていたんですが、ガウディの言葉を聞いて「無から有を生み出す必要はない」と勝手に救われた気持ちになりました。(かといって、丸パクリは絶対ダメですが!!!物申す

 

あとは、日本人でサグラダ・ファミリアの外観にある像の制作に携わってらっしゃる

外尾悦郎さんの話で「引き継がれた設計予定表の中でガウディの考えと異なると感じた部分があったので予定表を修正した」というお話がありました。(予定表では像の数が8つになっていたが、サグラダ・ファミリアに使われるモチーフの数は3の倍数になっているので外尾さんの提案で9つにしたとのこと)

その話を聞いて、過去から単にデータの設計図だけではなく、ガウディの思想もそのまま現代に受け継がれているんだと感動しました…!

 

サグラダ・ファミリアは1882年から施工が開始されて、今年までで114年間に渡り建築が続けられています。

その間、ガウディが事故で突然逝去したりスペイン内戦で設計用の模型や資料が消失したりと度重なるトラブルがあったそうです。

その中でも残された資料を考察し直したり、コンピュータ技術を用いて模型を復元したりと

多くの人々がサグラダ・ファミリア完成に向けて知恵や知識を掛け合わせてトラブルを乗り越えて現代に至っています。

ありきたりな言葉ではありますが、「多くの人が時代を超えて想いを引き継ぐことで一人ではなし得ないことを達成できる」と再認識させられる展示でした。

 

展示の感想とは逸れますが、やはり東京の人気展の人の多さはかなりきつかったです…!

会場内の熱とか展示を見るのに時間がかかるとかもそうなんですが、

展示を見ているときに他人の会話が強制的に耳に入って来るのが個人的にかなりしんどく絶望

こっちがガウディの建築や生きた時代に想いを馳せている時に

思考の上澄の感想とか、他人の視力の話とか、スペインに住んでた時の思い出とか…どうでもええねーーーーん!!!ネガティブ

みんながみんなじっくり展示を見たいわけじゃないのは分かるけどさっ!!

都内は展示が多いのが超最高ではあるんですが、人の多さは如何ともし難いので

次回から人気展行くときは有休とって平日に行こうと心に決めました昇天

 

展示を見て頭を使ったあとは神保町まで行ってカレーとアイスコーヒで休息スター

 

 

↑シドラという希少な豆とのこと。個性的な味でしたが美味しかったです!

 

 

良い休日でした!1日付き合ってくれた友人にも感謝です花