心配していた、パワハラと学級の荒れですが、今のところどちらも起こっていません。
東京の学校では、例のパワハラ校長を始め、必ず私をいびり倒す先生がいたのですが、今の学校では1人もいません。校長先生は本当にお茶目な方です。
「Monica☆先生、入学式には何を着てくるの?十二単?」というような感じです。そして私は、「十二単を着て、自転車に乗って来ます。」と答えます。
東京の学校では、私がどれだけがんばっても、子どもたちが立ち歩き、騒ぎ、授業になりませんでしたが、今はみんな静かに座っています。1人だけ、発達障害の子がいて、その子は脱走したり、好きなことを勝手にやったりしますが、ほかの先生方も、それはその子の特性だと理解してくれていて、手厚く支えてくれます。
まるである日突然、違う世界にワープしたようです。職場ではいじめられ、晒し者にされ、出会う男は全員メンヘラ化して私を傷つける世界から、夢が叶って、職場ではみんな優しく支えてくれて、出会う男達も私を大切にしてくれる世界へ。
この虹は、違う世界にワープするよ、という合図だったのかもしれません。
実は教員採用試験に合格したとき、辞退するつもりでした。またパワハラを受けるんじゃないか、クラスを荒らしてしまうんじゃないか、こんなに資質がない私を受からせた教育委員会の目は節穴だと思っていたんです。
懸命に説得してくれた母に感謝。
「パワハラ校長が異常だったのよ。」
「臨時の職員には辛く当たる人って、いるんだよね。今度は正規の職員だから、大丈夫。初任者研修もあって、手厚く教えてもらえるよ。」
母の言ったことは、すべて正しかったのです。「資質がないからすぐクビになる」と言っていた私が、今では「今まで低学年しか縁がなかったから、高学年の担任もやってみたい」なんて言ってますよ。
6年続いた暗黒時代、自殺しなくて本当によかった。ダメだ、辞めろと言われながらも、諦めなくて本当に良かった。