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Le Lettere a Vaffanculo

最初の方は、2012年に警察沙汰になった被害と闘いの記録。
現在、被害と闘いの記録はアメンバー限定です。
2015年、いい男と出会ったと思ったら、うつ病を発症され、大失恋。最近は絶望からの回復、そこから学んだことの記録が多いです。

ゴールデンウィークですね!私は今の学校に着任してから1ヶ月が過ぎました。運良く、実家から近く、交通の便利な学校に配属されました。自転車で通勤しています。

心配していた、パワハラと学級の荒れですが、今のところどちらも起こっていません。
東京の学校では、例のパワハラ校長を始め、必ず私をいびり倒す先生がいたのですが、今の学校では1人もいません。校長先生は本当にお茶目な方です。
「Monica☆先生、入学式には何を着てくるの?十二単?」というような感じです。そして私は、「十二単を着て、自転車に乗って来ます。」と答えます。

東京の学校では、私がどれだけがんばっても、子どもたちが立ち歩き、騒ぎ、授業になりませんでしたが、今はみんな静かに座っています。1人だけ、発達障害の子がいて、その子は脱走したり、好きなことを勝手にやったりしますが、ほかの先生方も、それはその子の特性だと理解してくれていて、手厚く支えてくれます。

まるである日突然、違う世界にワープしたようです。職場ではいじめられ、晒し者にされ、出会う男は全員メンヘラ化して私を傷つける世界から、夢が叶って、職場ではみんな優しく支えてくれて、出会う男達も私を大切にしてくれる世界へ。
この虹は、違う世界にワープするよ、という合図だったのかもしれません。

実は教員採用試験に合格したとき、辞退するつもりでした。またパワハラを受けるんじゃないか、クラスを荒らしてしまうんじゃないか、こんなに資質がない私を受からせた教育委員会の目は節穴だと思っていたんです。

懸命に説得してくれた母に感謝。
「パワハラ校長が異常だったのよ。」
「臨時の職員には辛く当たる人って、いるんだよね。今度は正規の職員だから、大丈夫。初任者研修もあって、手厚く教えてもらえるよ。」

母の言ったことは、すべて正しかったのです。「資質がないからすぐクビになる」と言っていた私が、今では「今まで低学年しか縁がなかったから、高学年の担任もやってみたい」なんて言ってますよ。

6年続いた暗黒時代、自殺しなくて本当によかった。ダメだ、辞めろと言われながらも、諦めなくて本当に良かった。
突然教育委員会から手続きのために呼び出しを受け、慌てて新幹線で帰省し(飛行機の予約が取れなかった)、今東京へ帰る新幹線の中です。

実家では、何だか色々考えてしまいます。暗黒時代の苦しみについて。苦しみの最中に助けてくれた人々について。

暗黒時代、何をやってもうまくいかず、次々と襲うダメ男の嵐。恒常的な絶望感の中で生きていました。私は医者ではないので、正確なことはわかりませんが、もしかしたらそれは、ごく軽いうつ病だったのかもしれませんね。

出口の見えない暗黒時代から、どうやって抜け出したのかと言ったら、やっぱり溜まり場の仲間たちのおかげだと思います。本当にみんな愛してる。Merci, ma famille. 彼らのおかげで、悪い人ばっかりじゃない。どんな違いがあっても、互いに尊重し合う素敵なコミュニティがある。私の苦しみの涙を分かち合ってくれる人がいるということを知りました。
彼らがいなかったら、私は自殺していたかもしれません。私にとって、何よりも必要なものが、必要な時に現れた。どん底にいた時も、私は守られていました。
(ちなみに今新幹線の中ですが、ちょうどこれを書いた瞬間に通りかかった車掌さんが、溜まり場の最寄り駅と同じ名前でした)

30歳の誕生日を迎えた途端、唐突に不幸の無限ループが終わり、望みも叶いやすくなりました。何回受けてもダメだった教員採用試験に突然合格し、寄ってくる男の質も良くなりました。
ノアの方舟をご存じですか?
洪水の後、神はもう2度と世界を滅ぼそうとしないという印に、虹を出しました。私にも、暗黒時代が終わった印に虹が出ていたんです。
教員採用試験の最後の日程の帰りに、電車の中から虹が見えました。
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それも、二重になっているんです。
当時から、この虹は何だか意味深だと思っていましたが、調べてみると、二重の虹には卒業と祝福という意味があるんだとか。http://kaiun-ch.com/8417
ピッタリですよね。

そんなことを考えていたら、今日は日曜日。ミサへ行ったら、今日の聖書の箇所はまさにノアの方舟でした。さっきの車掌さんのことといい、シンクロニシティってあるんですね。
彼はどうするんだ、という声が聞こえてきそうですよね。
暗黒時代が唐突に終わりを告げ、途端に小学校教諭になるという長年の夢が叶い、同時にいい男が現れた。どちらか選ばなければならない。どうしよう。

板挟みに苦しんだ結果、叶った夢を取ることにしました。
お正月に実家に帰って、教会へ行った時、何だか彼をそこへ連れて行くことを想像できなくて、「あれ?」と思ったのが最初の違和感でした。
彼と揉めているうちに、「あっ、私はこの人と一緒の将来を望んでいないんだ」と気がついてしまったんです。

まず、彼が運命の人なら、一緒に生きるように運命が動いて行くでしょう。
または、2人のうちのどちらかが、何もかも捨てて相手のところへ駆けつけるでしょう。

けれども、
1. 東京から遠く離れた私の地元で夢が叶ってしまった。
2. そして私は、雇用前の健康診断を受けたり、自動車学校に通い始めたりしている(自分でも気づかないうちに、叶った夢を選んでいたってことです)
3. 彼は、仕事ではなくワーキングホリデーで日本に来る予定だから、日本中どこでも行けるのに、私の地元に来るとは言わない。

そのことに気づいたら、「ああ、もうこの人はいいよ」と。

一緒の将来が見えないのなら、さっさと彼を解放した方がいい。

彼は、今までの男たちと違って、メンヘラでもサイコでもありませんでした。その上、惚れ惚れするような美男子でした。
今の私には、ダメ男といい男を選別して、いい男だけを選び取る能力があるということです。私はサイコを引き寄せる体質ではなくなった!という証明になりましたね。今の私は、アメリカ男が教えてくれた、いい男のものさしを使って、いい男だけを選ぶことができるのです。

次々とどこからか男が現れますから、大事なのは、ゲロ味や耳くそ味ではなく、イチゴ味やリンゴ味だけを選ぶことです。