【金融情報No.002】インフレ・デフレとは?
ブログに一貫性がなく申し訳ないです><
インフレ・デフレについて書きたいと思います。
― インフレとは ―
(詳しく分類すると幾つかに分かれますが、これだけでOKです!)
インフレとは、
モノの値段が上がりお金の価値が下がり続ける状態のこと。
厳密にはインフレーション(inflation)と言い、
「物価の上昇と通貨価値の下落が継続的に続く状態のこと」を意味します。
対義語はデフレ(デフレーション)と言います。
[インフレの補足]
― インフレの原因 ―
ではどうしてインフレが起こるのでしょうか?
インフレには以下の2種類があります。
①景気に左右されるインフレ(バブルや戦争時‥など)
②通貨の供給量に左右されるインフレ
①景気が原因となるインフレ
【好況期のインフレ】
バブルなどの好況期には急速に高まる需要に供給が追いつかずインフレを起こす事があります。
経済発展に自然な物価上昇はつきものですが、
この物価上昇率が投機的な思惑により異常に吊り上げられた状態がバブルと言えます。
そして、バブルの崩壊と共にデフレに進行するケースが多々見られます。
以下、近年の有名なバブルが引き起こしたインフレ現象を挙げておきます。
1954年~1973年 日本の高度経済成長期によるインフレ
1973年~1975年 日本でオイルショックが原因のインフレが発生
1986年~1992年 日本の不動産バブル(いわゆる昭和・平成バブル)
1999年~2001年 アメリカを中心に起こったITバブルによるインフレ
2003年~2006年 アメリカで起こった不動産バブル(後にサブプライム問題の原因となる)
2004年~2008年 世界的な投機マネーの流入による石油バブル ⇒ 資源インフレの要因になる
【不況下のインフレ】
戦争や内乱などで情勢が悪化すると極端な物資不足となり、
時にハイパーインフレを引き起こすこともあり、
第一次世界大戦・第二次世界大戦の際には、
世界各国で同様のインフレが起こっています。
また、
より厳密にはこの様な不況下でのインフレは景気の停滞(スタグネーション)とインフレーションの合成語から、スタグフレーションと呼ばれます。
②通貨価値が原因となるインフレ
【金融緩和によるインフレ】
金融政策の一環により金融緩和を実施した場合にもインフレとなりえる。
通常、政策金利の利下げなど景気を刺激する目的で行われる場合には、
ある程度のインフレを誘発することは予め想定されている。
しかし、
利下げの幅やタイミングなど調整を間違えると想定以上のインフレを引き起こし逆に経済を混乱させかねない。
アメリカではITバブルの崩壊と911テロ事件の影響を考慮し、
2000年~2003年にかけて政策金利を6.5%から1.0%に引き下げた。
その結果、
異常なまでの住宅バブルを生み出しサブプライム問題及びリーマンショックを引き起こしてしまったという例があります。
【円安によるインフレ】
通貨価値の下落を意味する円安によってもインフレを引き起こすことがある。
1990年以降の日本は「失われた20年」と呼ばれる様に長期的なデフレスパイラルに陥っており、
2004年~2007年の円安局面でもインフレに向かうことはなかった。
しかし、
本来であれば自国の通貨安はインフレ圧力となる。
アメリカでは米国債のデフォルト懸念を理由としたドル安が進んでいるが、
その影響を受け2011年には前年比3%台のインフレ率が続いている。
同じくポンド安の続くイギリスでは同時期にインフレ率が5%台にまで跳ね上がっており、
通貨安とインフレは切っても切れない関係にあることが分かる。
― インフレ対策 ―
【国としてのインフレ対策】
一般的に政府や日銀の実行できるインフレ対策は3つある。
①利上げ(金融引き締め)
②財政支出の削減
③増税
どれも早い話が景気の過熱感を鎮める効果がある。
つまり、
この方法でのインフレ対策は好況期でのインフレにしか適さない。
世界同時不況下など特殊な状況には別の対策が望まれます。
【個人としてのインフレ対策】
インフレ対策はなにも政府や日銀にしかできないわけではない。
インフレの意味をもう一度考えてみましょう。
インフレとは「持続的な物価の上昇」のことであった。
ということは、つまり、
価値の上昇しているモノに投資をすれば利益が生まれ、
立派なインフレ対策となるのである。
そんな理由で最近では株式や不動産(そしてそれらで運用する投資信託やリート)が好成績を上げ始めています。
その他インフレには外貨への投資も有効です。
― スタグフレーションとは ―
スタグフレーションとは、
不況であるにも関わらず物価が上がり続ける状態のこと。
スタグフレーション(stagflation)とは、
スタグネーション(stagnation:停滞)とインフレーション(inflation:物価上昇)を合成させた言葉で、
景気後退局面にありながらもモノ不足によりインフレの状態となることを意味します。
― デフレとは ―
(詳しく分類すると幾つかに分かれますが、これだけでOKです!)
デフレとは、
モノの値段が下がりお金の価値が上がり続ける状態のこと。
厳密にはデフレーション(deflation)と言い、
「物価の下落と通貨価値の上昇が継続的に続く状態のこと」を意味します。
対義語はインフレ(インフレーション)と言います。
[デフレの補足]
― デフレ対策 ―
【日銀や政府によるデフレ対策】
国家によるデフレ対策としては政策金利の利下げや金融機関への資本注入などがありますが、
日本は長らくゼロ金利政策をとっていて利下げの余地は残っていません。
そこで、
2009年7月以降の民主党政権下において、
エコポイント・エコカー減税・子供手当てなど様々なバラマキ政策を行いましたがデフレ脱却には至りませんでした。
― デフレ時代の資産運用 ―
個人レベルでのデフレ対策はとにかく現金(もしくは預貯金)で保有する単純な方法が有効です。
なにしろリスクテイクをして運用し、
お金を増やさなくても、
物(サービス)の値段が下がってくれるのですから。
― 円高のデフレへの影響 ―
円高とはお金の価値が上がることですから、
反対に言えばモノの価値が下がることを意味します(つまりデフレ)。
円高には輸出産業へのダメージという悪影響もあります。
― デフレの影響に対する論争 ―
デフレ不況という言葉がある様に
、一般的にデフレは経済へマイナスの影響を及ぼすと考えられています。
ですが、昨今のパソコンや地デジTVの低価格化のように、
生産技術の進歩や生産性の向上によりもたらされるデフレは、
むしろ生活の質を向上させプラスの影響となっているという意見もあります。
― 日本のデフレの現状 ―
1990年にバブルが崩壊して以降、
日銀による金融引き締めを原因として資産デフレが起こりました。
その後、
1995年に阪神・淡路大震災が起こりますが、
日銀はこの際にも金融スタンスを変更せずデフレを放置します。
そして1997年に消費税が増税され(3% → 5%)、
いわゆる「失われた10年」「平成不況」へ突入します。
2001年にようやく量的緩和などの対策が取られ、
2006年には一旦デフレの終了が宣言されました。
しかし、2007年のサブプライム問題、
2008年のリーマンショックを発端とした世界的な金融不安により再びデフレに突入。
2012年、
日本はデフレを原因とした賃金の低下や雇用悪化に伴う慢性的な不況下で、
深刻なデフレスパイラルに陥っていました。
そこで2012年12月26日に発足した、
第2次安倍政権において、安倍首相が表明した“3本の矢”を柱とする経済政策=アベノミクスがスタートし、
政策の最大目標を経済回復と位置づけ、
デフレ脱却を達成するために日銀法の改正まで視野に入れた大胆な施策が始まった。
アベノミクスについては前に解説しました!
ズバリ!!
お金って何か? ⇒ 究極はただの紙です(硬貨は金属ですが‥)
お金、
それ自体は食べれませんし、
着れませんし、
もちろん住めません。
恐らく、
近代文明のないアマゾン奥地の原住民に1億円分の札束を渡すと、
何の躊躇もなく「よく燃えるぞー」と大喜びで焚火の材料にするでしょう。
これはちょっと極論ですが…
実際に近代文明地域でもハイパーインフレが起こると、
カバンやリヤカーに札束を詰め込んで1斤のパンを買いに行くというシーンは、
皆さんもニュース等で見聞きした事は有ると思います。
すなわち、
お金は、物やサービスに交換して初めて価値が具現化するのです。
本題に戻りますと、
お金の価値は決して普遍ではなくインフレ、デフレにより大きく変わります。
そして今回のインフレ政策は、
日本(国)の存亡をかけた背水の陣とも言えます。
是非成功して、
日本国民の未来を明るくして頂きたいですね!!
そんな国のインフレ政策に素直に乗っかるとすると、
⇒株式や不動産(そしてそれらで運用する投資信託やリート)や外貨への投資が有効です。
政策失敗 ⇒ スタグフレーション(ハイパーインフレ) ⇒ 海外(資産)逃避
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