うっかりしてると間違う!厳選引っかけ問題
【問1】<正誤問題>3級レベル建物に保険金額を1億2,000万円とする火災保険を掛けた場合、地震保険の保険金額は3,600万円~6,000万円の範囲で設定する事ができる。【問2】<正誤問題>3級レベルゆうちょ銀行に預け入れた通常貯金は、元本1,300万円までとその利息が預金保険制度による保護の対象となる。【問3】<計算問題>3級レベル以下の終身保険を解約した際の一時所得の額を求めて下さい。なお、同年に他に一時所得に該当する収入は得ていないものとします。解約返戻金の額:800万円払込保険料総額:600万円【問4】<計算問題>2級レベル1年間の所得が以下の通りであった場合、総所得金額を求めて下さい。雑所得:250万円事業所得:▲50万円【問5】<四択>2級レベル次のうち、正しいものを選んでください。①財形年金貯蓄の年金を受け取ると、公的年金等の雑所得となる。②生命保険の配当金を受け取ると、配当所得となる。③不動産所得の計算上、土地取得の為の借入金の利子は、収入金額から控除される。④財形年金貯蓄の年金を受け取ると、公的年金等以外の雑所得となる。答えは↓↓【問1】 ×地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30%~50%の範囲で設定しますが、建物の保険金額の上限は5,000万円です。【問2】 ×預金保険制度による保護の対象となるのは、元本1,000万円までとその利息です。なお、1,300万円は預入限度額(通常貯金と定期性貯金それぞれ1,300万円で合計2,600万円)です。【問3】150万円です。一時所得の額=収入金額-収入を得るのに要した金額-特別控除額(最高50万円)です。特別控除額(最高50万円)を引くのを忘れたり、総所得金額に算入される額の計算と勘違いして2分の1を掛けてしまわないよう、気をつけて下さい。一時所得の問題は、「所得の額」が問われているのか、「総所得金額に算入される金額」が問われているのかに注意する癖をつけて頂きたいです。【問4】 200万円です。雑所得の額がマイナスになった場合、他のプラスの所得と損益通算する事はできません。しかし、雑所得の額がプラスである場合、損益通算の対象となるマイナスの所得があれば、雑所得の額と損益通算する事ができます。【問5】③です。①財形年金貯蓄の年金は非課税です。利子が非課税になる貯蓄を取り崩しているだけだからです。②生命保険の配当金は、払いすぎた保険料の事後精算の性格を持ちます。したがって、基本的には、生命保険料控除の計算において、支払保険料の額から控除します。但し、保険金と一緒に受け取る配当金は、保険金の額に含めて課税対象になります。③不動産所得の計算上、土地取得の為の借入金の利子は、必要経費として収入金額から控除されます。損益通算の対象とはなりませんが、所得の計算上は必要経費に該当します。④①と同じ。