イスラム文明との衝突を煽るイスラエルとアメリカ | 真理のある民主主義を目指す経済社会論

イスラム文明との衝突を煽るイスラエルとアメリカ

世界情勢の変動 「イスラム文明との衝突を煽るアメリカとイスラエル」


 

 

国連、ガザの人道支援再開へ パレスチナ人の死者、800人超える  NIKEEI NET

 

【カイロ=安部健太郎】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が、一時停止していたパレスチナ自治区ガザでの人道支援活動を再開する見通しとなった。国連報道官は9日夜、「できるだけ早期に始める」と表明しており、10日にも再開されそうだ。一方、9日夜もガザでの戦闘は続き、AFP通信によると先月の空爆開始後のパレスチナ人の死者は800人を超えた。

 UNRWAは人道支援物資を運搬中の車列が8日にイスラエル軍に砲撃され、2人が死亡。活動を一時停止していたが、9日にイスラエル国防省と協議した結果、今後の人道支援活動について「信用できる保障」を得たという。

 ガザでは地上戦が続いていることで人道危機が深刻化している。世界食糧計画(WFP)によると、小麦などの食料が大幅に不足し、住民の少なくとも8割が緊急食料援助を必要とする状況。負傷者も3300人を超えており、9日にはエジプト側からアラブ諸国からの緊急援助の医薬品を積んだトラック10台と医師11人がガザに入った。(10日 14:32)

 


イスラエル軍:住民を住宅に集め砲撃…30人死亡 ガザ  毎日新聞社

【エルサレム高橋宗男】国連人道問題調整事務所(OCHA)は9日、パレスチナ自治区ガザ地区のガザ市近郊のザイトゥン地区で、イスラエル軍によって誘導される形でパレスチナ人市民約110人が集まっていた1軒の住宅に、同軍が複数回砲撃を加え、子供を含む約30人が死亡したと発表した。負傷者が運び込まれた同市のシーファ病院は死者数を32人としている。


ガザ侵攻:レバノンからロケット弾3発 イスラエルも報復  毎日新聞社

 

【エルサレム高橋宗男】イスラエル北部ナハリヤなどに8日朝、レバノン南部から少なくとも3発のカチューシャ・ロケットが撃ち込まれ、イスラエル市民2人が負傷した。イスラエル軍は報復として発射地点付近に砲弾約3発を撃ち込んだ。同国北部境界で不穏な空気が漂い始めた。

 レバノン治安当局などによると、パレスチナ系武装勢力による攻撃との見方が強い。イスラム情勢に絡み、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラによるハマス「援護射撃」を警戒してきた。

 

イスラエルへの抗議デモ、中東各地で相次ぐ  NIKEEI NET

 

 【ドバイ=太田順尚】中東各地で9日、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルへの抗議デモが相次いだ。エジプト、ヨルダン、アルジェリアなどで金曜礼拝後に人々が参加。国連安全保障理事会の停戦要求決議を無視するイスラエルの姿勢などを強く非難した。

 エジプトのアレクサンドリアでは約5万人が参加。エジプトがガザとの境界の検問所を閉ざしていることを「エジプトの恥」と非難し、「ガザの人々、許してほしい」と訴えた。ヨルダンの首都アンマンでは数千人がデモ行進し、警官隊と小競り合いとなった。

 アルジェリアの首都アルジェでは、参加者らが「ハマス、ハマス」と叫び、「テロリストは米国」とイスラエルを擁護する米国の姿勢を非難。イラクでは数万人が参加し、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)でも数千人が抗議した。(10日 14:32)


米議会、イスラエル支持を決議 ブッシュ政権と足並み  NIKEEI NET

 


【ワシントン=弟子丸幸子】米下院は9日の本会議でイスラエルによる自衛の権利を認めるとの決議を賛成多数で可決した。イスラム原理主義組織ハマスにロケット弾攻撃を停止することを要求するなど、ブッシュ政権の立場と足並みをそろえた。

 米上院でも8日、同様の内容を決議しており、政府、議会がそろってイスラエル擁護の姿勢を明確にした。ペロシ下院議長(民主)は9日、ハマスによるイスラエル領内への攻撃は「受け入れられない安全保障上の脅威」と非難した。(11:03)

 

 OCHAは住宅内にいた半数は子供だったとし砲撃を非難、同病院の救急医療部長も「虐殺だ」と非難している。イスラエル軍は毎日新聞の取材に対し「情報を持っておらず、調査する」とコメントしている。



 

 

<自分のコメント>


イスラエルのガザ地区での軍事作戦が続いている。

世界各国はイスラエルの今回の軍事行動を批判している。

これに対してアメリカだけは、議会も政権もイスラエルの行動を支持している。

イスラエルとガザ地区の紛争は、世界のイスラム教徒を巻き込んだ文明の衝突を引き起こしかねない。

現にレバノンのイスラム勢力が今回の事態に介入を行い始めている。


イスラエルを支持するアメリカは、イスラエルロビーが巨大な影響力を行使している国だ。

アメリカがイスラエルを支持する理由はおそらくそれだけだろう。

イスラエルロビーの支援がなければ、政治家はメディアにもでれず選挙に勝つことができない。

だから、アメリカは自らの国益を無視してでもイスラエルを唯一支持する。

つまり、イスラエルとアメリカは、同じ文明圏であり、同じ支配権力の下にあるということだ。

イスラエル、アメリカ対イスラム文明という構図が世界を巻き込む混乱を作り出している。

この混乱が拡大していけば、中東全体を巻き込んだ戦乱に発展しかねない。

日本は両国の行動に対して不支持を明確に表明するべきだ。

そして、軍事作戦を続けるなら、アメリカとの同盟関係を解消すると言うべきだ。

もはやアメリカは世界最悪のならず者国家になっている。

金融危機の件もそうだが、アメリカは世界を破壊しようとしているようにさえ見える。


 

 


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