【初心者でも分かる】お金について考えるブログ@Money Academy

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GDP

 

皆さんニュースや新聞を見ていたら、1度は聞いたことがあるのでは?

またGDPって何ですか?

と聞かれたら何て答えますか?

 

 

GDP=国内総生産

 

ここまではご存知でしょう。

では、国内総生産とは具体的に何を表した数字なのかと言われると

 

経済に興味を持っている人や、毎日新聞を読んでいる人しか

明確に答えることができないと思います。

 

そこで、今日はGDPについて分かりやすく説明しようと思います。

 

まず初めに、GDPというのは、

 

Gross Domestic Pruduct

 

の略したものです。

 

そしてGDPは、それぞれの生産工程で新しく加えられた

「付加価値」を足していくことで算出された数字のことなのです。

 

例えば、自動車造りを想像してください。

まず、タイヤメーカーや部品メーカーがそれぞれ部品を作って自動車メーカーに納品します。

 

仮にここで原価が10万の部品に100万の付加価値が付いたとします。

 

次にその部品やタイヤを自動車メーカーで組み立てて、販売店に置きます。

 

ここでも付加価値が100万円付きました。

 

そして最後に販売店がお客様に50万円上乗せして売ります。

ここでも50万円の付加価値が付きました。

 

では、ここでは生産から販売までの間についたこれらの付加価値を全て足すと

250万円(100万円+100万円+50万円)

となります。

 

この250万円という数字こそ

GDPと言います。

 

GDPとは、全ての製品・サービスから生まれた付加価値を

全て足した時の数字のことなのです。

 

以前はGDPではなくGNP(Gross National Pruduct)という

国民総生産という指標を使っていました。

 

これは、その国の国民や企業が付け加えた付加価値の総額になります。

 

しかしながら1993年以降グローバル化が進むにつれて

このGNPでは、うまく説明できなくなります。

 

例えば、GNP上では、日本の企業が海外で現地の労働者を雇って生産したものまで

算出してしまうことになります。

 

これは日本企業が作った付加価値だからです。

しかし、海外で従業員を雇って作るので、日本に雇用は生まれません。

 

また反対に海外の企業が日本に進出してきて

生産活動を行った場合も、いくら日本人が生産や販売を行っても

日本企業ではないという理由で、日本の経済活動にはなりません。

 

しかし、日本の工場で日本人が働いて生産するため雇用は生まれている。。。

 

これでは経済の実態を表せない。

 

そのため、近年はその国の富・豊かさを

GDPという尺度を使って表しているのです。

 

もちろん、国の豊かさは何を観点に豊かさと呼ぶかは難しいですが、

「お金」という数値化できるもので豊かさを見たもの

 

それがGDPなのです。

 

皆さんGDPが何か理解できましたか?

 

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。