便座便座に向かってうずくまるその背中をかわいそうだなと思うた。でもそれは、その背中は、多分私のもののように見えた。疲労と鬱憤とその他諸々を胃袋から取り出した。ついでに涙なんかも出てきた。あーあ、と思った。またかーと思った。顔は泣いていたが、心はこれっぽっちも泣いていなかった。なんなら冷めてさえいた。少し悲しいと思うた。早く治るといいなと思った。ただただ、早く治ってほしいなと思った。 ちゃんちゃん。