2月5日に冠動脈バイパス手術を受け、本日、2月7日にICUから一般病棟に移りました。
100人に1人には入らなかったようです。(笑)
2月5日はまず8時30分に術衣に着替えて、オペ室に9:00に入りました。
ここまでは予定通りです。
左手首に入れるカテーテルが入らない。
まだ意識があるので、太い針で刺されるとかなり痛い。
この左手首は12月30日に心筋梗塞のカテーテル手術をした場所。脈の触れが弱くなっているらしい。
お医者さんもエコーを見ながら、もっと右とか左とか言いながら、針をプスプス刺して頑張っていたが、私が大変痛そうにしてたので、全身麻酔で眠らせてから、行いますと言ってくれた。
結局、手首には入れることができずに肘の内側から入れたようです。
この準備段階に手間取ったのもあり、私の冠動脈バイパス手術が終わったのは夜の7時。
なんと10時間もかかってしまった。
まぁ、4ヶ所もの血管のバイパス手術で、胸の動脈2本の他に腕の動脈と足の静脈を取って行った大手術です。
ちなみに足の静脈は手と胸の動脈で足りたので使わなかったと言われた。
足を20cmほど切られて取ったのに、それはひどい。
とは言っても事前に準備しておかないといけないので仕方がない。
とにかく無事成功して良かったです。
その間、嫁と兄が控え室で待機していたが、長かっただろうに。申し訳ない。
一方、私の方は麻酔で寝てたので、あっと言う間に終わった感じです。
しかし、終わってからが大変でした。
まずはICUで嫁と兄に面会。
この時点で麻酔はさめ視覚聴覚と意識はバッチリ回復していて「嫁が記念に写真を撮ろうか?」と言っているのも聞こえていたのだが、声が出ないし、身体も動かないので、瞬きで「撮ってくれ〜!」と返事をしたが伝わらなかった。(笑)
その後、自発呼吸もでき始めたので挿管チューブを抜く作業に。
これが大変で時々呼吸ができなくなり、すごく苦しい。
チューブを動かすと先が何かに塞がり呼吸ができない感じだった。
しかしこの時点でも声も出せないし、身体も動かない。死ぬかと思いました。
その後、チューブを抜いて、今度は酸素マスクの装着。その時の先生方の話で「呼吸に合わせて酸素が出るモードもあるが、今回は定量流れるモードにした」と言っている。
しかし、ガッツリ肺を膨らすと胸骨を開いたせいなのか胸に入っているドレーンチューブが当たるのか、死ぬほど痛い。
思いっきり吐いた後だと、痛くないが、タイミングが合わずに、滅茶苦茶痛い。
しかし声も出ない上、手足も縛られて、ジタバタする事しかできず、この時も死ぬと思った。
最終的にはヤバイと思ったのか、呼吸に合わせて酸素が出るモードに変えてくれたようだ。
そんな感じで、術後は大変な目に会いました。
以前、胆石の摘出手術で全身麻酔をした時は何の問題もなく、麻酔が覚めたのに、今回は心臓の手術と言う事で深い麻酔を行うと言われてたが、こんなにも違うとは思わなかった。
それで21時ぐらいにようやく落ち着いたのだが、術後は麻酔が覚めると切ったところやドレインチューブを入れているところが痛くて、寝られたもんじゃない。
メガネをしていなかったので時計が見えず、看護婦さんに聞いていたのだが、30分おきに時間を聞いた感じ。
それほど時間が遅く、早く痛い時間が過ぎて欲しいと思っていました。
そして翌日は痛み止めをくれたのだが、1日3粒までと言われ、朝6時に飲んだ効果は12時前には消え、12時に飲み、次は18時に飲んだものだから、また夜中痛くて寝られない。
また、身体を左に向けるとドレインチューブが神経に当たるようで、10分ほど固まってしまう激痛に見舞われた。
そして今日、一般病棟に移る前に、ドレインチューブや右手のカテーテルを抜いてくれたのだが、とにかく痛い。
術後にこんなに痛いイベントが続くとは思わなかった。
特に12月30日の心筋梗塞の手術は局所麻酔で、翌日には普段通りの生活ができていたので今回の手術とは大違いです。
最後に、今日のお昼、痛み止めが切れている時に、食事が来たので電動ベッド上げ、腰掛ける体制になった。しかし無理をしたためか、胸が苦しくなり、食事は食べれず、38.5℃まで発熱。
これまた、死ぬかと思った。
しかし、2時間後には解熱剤と痛み止めが効いたようで気分も良くなり、リハビリの先生も来たので、リハビリを始めたのだが、最後にはベットの横に腰かけたり、立って歩けるまで回復。
これで何とか普通の生活に戻れそうです。