ハジメさんと初ツーマンライブ。
8月7日。
この日は大阪出身の歌唄い「法橋ハジメ」さんと僕のツーマンライブの日でした。
彼と初めて会ったのは2017年の5月。
東京都は両国にあるライブハウスSUNRIZEで共演した。
もうあれから4年以上も経ったのかと思うと時の流れを感じます。
その共演がきっかけで僕の地元である新潟の皆さんにも彼の歌を聴いてほしいと思い、長岡で企画を打った。
それから沢山の人たちと繋がってくれて、今日に至るまで足しげく通ってくれるようになった。
新潟に来てくれた時はだいたい共演していた僕らですが、昨年末に「今度ツーマンやろや」と言ってくれていて、そういえば二人でじっくり歌い合う機会はなかったなぁと思い、機会を伺っていた。
となると、ライブハウスよりかは純粋に“唄”を届けらるライブバーのようなこじんまりとした場所が良いかなと思い、今回選ばせてもらったところが燕市にある【ルーム217】という会場でした。
存在は知っていましたが実は僕もライブをさせてもらうのは初めての場所。
一度下見にも行き、マスターともお話をさせてもらって今回のライブに至りました。
夕方くらいに会場入りし、それぞれ準備を整えてライブ本番に向けて士気を高めます。
ライブスタート。
20時になり、ライブが始まりました。
この日はそれぞれ30分程度のライブを2回、トータル約2時間ほどの設定でお送りしました。
久しぶりのロングセットで2部制というのもあり、各回のセットリストの組み方も楽しみながら作りました。
1部が僕→ハジメさん、2部がハジメさん→僕という順番でやることに決め、最初は僕のライブからスタート。
1部セットリスト
1.カム バック ホーム
2.用途
3.午前十時のやなぎ庵(新曲)
4.アクアリウム
5.越後道中・味探訪
お馴染みの曲から新曲まで、アップテンポからバラードまで、様々な曲をやりました。
「越後道中・味探訪」では大変盛り上がって頂き、お馴染みのコールアンドレスポンスも炸裂。
とても良い会場の空気を作れたと思います。
続いてハジメさんの1部のライブは、短い歌シリーズから始まり徐々に普段やっている曲へと流れるスタイル。
普段はブッキングライブでお互い30分ほどの持ち時間の中での演奏が多いため、2部構成でそれぞれの色を持たせたセットリストを組んで臨んだ今回のライブでは久しく聴いていなかった懐かしい曲やライブではあまり聴けないレア曲なんかも聴けてとても嬉しかったです。
1部終了後、少しの休憩時間を設けて2部がスタート。
ハジメさんは先ほどのコミカルなスタイルから一転、今年出来たという新曲やこの時世にぴたりと合った新曲なんかも披露してくれました。
政治や時代について語ったり歌ったりする人もここ2年ほどで沢山見るけれど、そうなる前から、普段からそういうことを考えているからこそ見つけられる思想だったり言葉だったり、ハジメさんの歌はまさにそれで、まるで彼の頭の中にある日記をつらつらと聞かせてもらっているような気分になる。
どちらが良い悪いではない。
外的要因で物を生み出すのだって正解だし、そんな事柄でありふれた最近の世の中なのだから当たり前とも思う。
ことハジメさんに至っては、アウトプットが巧みなのだろうな、と思うのです。
僕なんかはそれを上手く作品に昇華できず頭の中でも色んな事柄や言葉がぐるんぐるんと渦巻いているのだけれど。
最後の曲は新潟に通っていく中で生まれた「空は銀色に泣いている」を披露。
この曲を聴く度に色んな人に支えられていて、色んな人に会うために日々生きているんだなぁと実感させられます。
ハジメさんのライブは見る度にその時その時、色々な感情が巡る。
一度として同じライブがないなぁというのをこの人のライブを見る度に考えさせられます。
そして2部ラスト、大トリは僕が務めさせてもらいました。
2部セットリスト
1.Welcome to the 出雲崎
2.ゲルマ
3.栄養
4.明星
5.主演男優賞
コント「寿司屋」
enc.小千谷こい唄
僕も2部では少し色を変えて、“感情のゆらめき”みたいなものをテーマにしたセットリストにしてみました。
共演者のライブを見て「じゃあ僕はこういう曲を歌おう」とかセットリストも変わっていくことが多いのだけれど、この日は特にそれが顕著で、ハジメさんに感化されて当初考えていたものとは結果だいぶ変化がありました。
この日はツーマンライブということで共演はハジメさんのみ。
この人にライブで迫りたい、この人にライブで勝ちたい、みたいな感覚とはちょっと違うのだけれど、良いライブを見た、だから僕も良いライブをしようと、純粋に思いました。
沢山共演しているから、同じ時間を沢山過ごしているから、というのもあって、ハジメさんには良いライブを見てほしいと思うと共に、こんな新しい曲出来ました、という近況報告も兼ねている。
仲は良いけど、ちゃんとライブを高めてくれる、友達とも先輩とも違うどう言っていいか分からない稀有な存在。
だからこそ、何度も何度も一緒にライブしたいと思える とっても素敵なアーティスト。
ライブ終了。
22時過ぎにライブは終了。
来てくれていたお客さんやマスターにも喜んでもらえて、とても嬉しかったです。
お客さんが撮ってくれた写真を何枚か掲載します。
「どっちがたわしですか?」の図。
総評。
法橋ハジメさんとの初めてのツーマンライブ、自分としてはとても実りのあるものとなりました。
数組いる対バンライブではなかなか気付けなかった、たった1人と相対することの意味。
仲良くしてくれるハジメさんとだからこそ意味があったと思うし、企画出来て良かったと切に思いました。
とても楽しかったし、またやりたいと思いました。
会場を提供していただいたゴールデン佐藤さん、そして見に来てくれたお客さん、ありがとうございました。
また企画したいと思います。
Mondeoでした。