朝のひととき

それは、珈琲から始まる

 

一杯の美味しい香りに包まれて

 

 

 

 

時は流れて

降りしきる雨も止み

夏を迎えようとしていた頃

 

ぼくは、体調を崩していた 

この体調は、いわゆる好転反応で

 

 

ぼくは、何かが変わろうとしているときに

きまって身体に異変が起こる

 

それと同時に少し気持ちも不安定で

おかしかったんだ

 

押さえきれない感情を

ぼくはいつしか君に向けていた

 

何もすることのない君は

たまに出かけてはいるみたいだけれど

 

帰ってくると深い眠りにつく

 

その理由は、後々分かることとなるが

当時のぼくには、全く理解できず

 

また、ぼく自身にも色々あり、

君を思いあう余裕が正直なかった

 

 

一向に起きる気配などない

ぼくは、とてもイライラしていた

 

君にたいして

 

ぼくの感情と君の行動など

全く関係ないのに

 

 

何か言い訳を探したくて

 

ぼくは、君のせいにすることで

ぼく自身を落ち着かせようとしていたんだ

 

 

そして、とうとうあの日

 

自分の感情を整え

コントロールすることが出来ずに

 

 

ぼくの感情は爆発した