ハタチのときに、初めてインド1人旅を決行し
そこから、インドにハマってしまったワタクシ。
「インドにハマる人と、ハマらない人がいる。」
というのは、
よく聞く話で、
なんでそんな言葉が出回ってるかというと、
それだけ、
インドが、《 激しい国 》だから。
いろんな面において激しいから、
好き嫌いがハッキリ分かれてしまうのだ。
とにかく人が多い。
とにかくうるさい。
とにかく辛い。
とにかく野生的。
とにかく主張が強い。
とにかくお金お金。
とにかく動物が多い。
とにかく煙たい。
とにかく、、、
いろんなことが、良くも悪くも激しいのだ。
あとは、あなたが
それを好きか、嫌いか？
という話。
そして、ハタチのころの私は
そんな激しさが大好きになった。
生きてる心地がした。
日本でいろんなことがスムーズに生活できることで、
わたしの気持ちが埋もれているような感覚があった。
インドでは、なにもかもスムーズにいかない。
日本の100年前の生活？みたいな不便さがある。
その不便さが、とても面白かった。
野菜ひとつ買うにも、値段交渉をする。
トイレ行くにもすぐにない。もしくは、ペーパーがない。
電車は予定通りに出発しない。
人と待ち合わせしても、相手が来ない。
タクシーでおちおち寝てられない。道の確認がいる。
服の洗濯は、手洗い。
レストランのお皿が綺麗かチェックしなければ。
なんやかんや。
なんやかんや。
スムーズにいかない面白さが、
あれ？これっていままで誰かがやってくれてたんだ！
あれ？わたしってコレ嫌いなんだ。
あれ？考えながら動くって楽しいな。
あれ？不便だけど、身体動かすって気持ちいいな。
当時は、日本との文化の違いに気づきが
たくさんありすぎて、ワクワクした。
ハマりにハマった私は、
ハタチのときにインドに行ったのち、
22歳のときに、大学を半年間休学して、
インドで半年間生活をすることに決めた。
言語の壁と、カレーの辛さに
つらくなるときもあったけど、
自分の気持ちがあらわになる環境に
「いい経験ができた！」
と思った。
それから、数年。(現在29歳)
久しぶりに、インドに足を踏み入れた。
わたしは、すぐに違和感をおぼえた。
インド、こんなに汚かった？（ ; ; ）
インド、こんなにうるさかった？（ ; ; ）
インド、こんなに人がウザかった？（ ; ; ）
インド、こんなに不便だった？（ ; ; ）
そう、インドのほうは変わってないけど、
わたしのほうが、この数年間で
ガラっと変わってしまっていたのだ。
なにが変わったのか？
それは、心の状態だった。
当時は、
自分の気持ちを見失ってた
→自分の気持ちがあらわになりやすいインド最高！
怒ることや、主張ができない私
→インド人は、主張が強いから私も主張強くなっちゃう✨
当時は、自分の好き嫌いさえも見失ってたので、
「嫌い！」という感情が出てくる【よろこび】があったのだ。
インドが好きというよりも、
自分の本音を呼び起こしてくれるインドが好きだったのだ。
そして、現在。
現在のわたしは、
自分の気持ちもちゃんと分かる。
自分に素直でいる。
自分の好き嫌いもハッキリしてる。
怒るときは、ちゃんと怒れる。
自分らしく生きてるのだ。
だから、もうインドのチカラは、いらなくなった。
ただ、ただ、インドがウザいだけになった。笑
大好きなものが、
こんなにも、大嫌いになるって
初めての経験だった。
それは、自分の変化を知れて面白いことでもあった。
わざわざ、嫌いなものと関わる必要はない。
わたしには、インドはもういらない存在。
わたしの心を蘇らせてくれてありがとう、インド。
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