こんにちは。

 

今回はずっと気になっていた種苗法について、自分の目で調べてみることにしました。

 

ネットではいろんな人がいろんなことを言っています。有名人の発言でますます取り上げられるようになっていますが、「賛成!」「おかしい」の主張は聞こえても、その理由が知識のない私にはよくわからない。でもずっと何か引っかかる。そこで自分なりに調べることにしました。

 

「衣食住」特に「食」は体を作るもの。食べることは私達の体をつくる、いきる根幹であり、そして未来を考える上で重要な柱!間違いない。

 

日本の農家は、「お百姓さん」と呼ばれていました。

それは、天気や土の質、空気感など、食物を「育てる」ということはあらゆること、つまり100のことを知っている、知らないとできない、という尊敬の意味で「百姓」という言葉があるそうです。

 

そうした自然と対話して、繊細な味を培ってくれたからこその日本の豊かな食文化があると思うと、そうした先人の知恵の努力の味や方法を守りたいという気持ちになります。

 

 

一方で、日本の果物など食物の種の流出についてはニュースでもよく聞いていました。「和牛」の他に、「あまおういちご」や「シャインマスカットぶどう」など、日本の味は非常に繊細で海外でも人気があり、種が流出している現状はよく知られています。

 

種苗法の改正は、まだ素人の推測ですが、そうした種を守る、ブランドを守るという意味合いもあって始まったことかとこれまで思いながら、ただ、何かが引っかかっていました。今も何が引っかかっているのかモヤモヤ・・。ただ、頭で考えることと、現場で起きることは必ず乖離があります、特に生命が絡む部分では。

 

そこをよく理解したいんです。

 

今日は、まず、種を知ることから☘️

 

固有種とF1種という種の種類をご存知でしょうか?

以下のサイトではとてもわかりやすく纏めて下さっています。

 

【「固定種」は安全、「F1種」は危険、はホント? 種子の多様性を知ろう】

https://smartagri-jp.com/management/1301

 

以下記事を転載→

「固定種」と「F1種」の違い

植物の種には、自家採取などによって代々植物の持つ性質や形といった形質が受け継がれた「固定種」、異なる優良な形質を持った親をかけ合わせて作る「F1種」という2つの種類がある。

 

固定種は、その品種が固定された地域の気候や風土に適応しているのが特徴で、全国各地で栽培されている「伝統品種」と呼ばれるものは固定種であることが多い。また、形状や収穫時期にばらつきがあり、スーパーで並んでいる野菜などと比べると、形や味などが多様性を有している、悪い言い方をすれば不ぞろいという特徴がある。

一方でF1種は、「雑種第一代」や「ハイブリッド」とも呼ばれる。これは植物において「優性と劣性(品種が優れているか劣っているかということではない)の品種を交配して採種した種には、必ず優性の形質を持った種ができる」という、メンデルが発見した「優劣の法則」を利用した技術だ。また、F1種から採種した種はさまざまな形質を持つものとなるため、実質的に自家採取することはできない。

 

昭和初期までは一般的であった固定種の野菜は、現在では一部の農家や家庭菜園などでしか見ることができない貴重な存在とも言える。私たちがスーパーなどでよく見る野菜のほとんどがF1種の野菜で、農家は種苗会社から毎年種を購入し野菜を育てているのが現状だ。

 

→転載終了

 

風土に根ざした固有種を残したい、食べたい気持ちは多くありますが、実際にスーパーへ行くと綺麗に揃ったものが並んでいます。これはF1であるために十分な供給量があって、私たちの豊かな食卓を支えてくれている。

 

これが現状です。

 

種苗法の改正は単に経済の問題だけではなく、その先には、地球環境、その代表は、まさに人間の身体になりますが、その体にとって、自然循環の中の人のあり方にとってどうなのか、考えてみる貴重な機会だと思います。

 

今は人間は経済原理をもとに、自然の上にあぐらをかいて、自然と共存しているとはとても言えません。

 

「何かを育てるチューリップ赤」ということは、生命の循環の中にいて、共存しているからできることです。

 

子供を育てることはもちろんですが、食物を育てる、あるいは生徒を育てるでもいいし、なんでもいいのですが、この「育てる」という行為は、相手への愛情があってできることで、「生きる」ということを人間に強く思い出させてくれるような気がしています。育てることはまさに創造天使虹

 

動物や植物を育てることは大好き星

 

そんな流れでいつか農業に関わってみたい・・そんな気持ちを抱き続けていたために、今回自分で調べたいと思ったのかもしれないです。

 

・・と少し脱線しましたが、次回は生産者の方の目線で、今回の改正法で何を問題とされているのかを探ってみたいと思いますコスモス