4月が始まり、新しくスタートされた方も多いのではないでしょうか?
ブログを更新したいと思いながら私も新しい仕事が始まり、ばたばたとしていた矢先に熊本の地震が起こりました。今もまだ地震が続き、不安の中にいる方が多くいらっしゃることに胸が痛みます。被災されている方々に、心からお見舞い申し上げます。
熊本の地震の前、15日午後9時に、23区内で地震がありました。その時間、職場に一人で残っていたのですが、「あれっ」と思う奇妙な揺れで、瞬間的に「これはおかしい」という思いがよぎりました。というのも、2011年3月11日の2日前(?)、9日の地震を瞬間的に思い出したからです。その日、都心では長い横揺れがあり、物理的にこうした地震を経験したことはあるものの、何か尋常ではないものを感じていました。不思議なのは、同日、よくわかりませんが、何かが突き抜けたような、全く違う何かが始まったような感覚がありました。例えていうなら、空が高くなった感じ・・。話がそれましたが、15日の都心の地震は、やはり尋常ではない何かを感じてすぐに帰り支度を始めました。咄嗟の場では自分の感覚を聞くことはやはり大事なこと・・。
自然の前で、私たちはときにその大きさに癒され、ときにその大きさに翻弄されますが、今回は、その優しさを書いておこうと思います。ここからブログに入ります。。
先週末、久しぶりに箱根に行ってきました。
私の一番のお気に入りの写真はこれ。
桜はあちこちで満開でしたが、桜の1本1本の木を眺めているよりも、淡く、何とも言えない優しさに包まれた山に囲まれていることを感じることは何よりの贅沢でした。
ありのままで、繊細で美しく、だからこそダイナミック。。
目の前の1本の桜を前に、その桜と一体になって春を感じるのもすごくいい。
でも、この山に囲まれている嬉しさは、きっと春の山の優しい風景が、目には見えないけれど、いつも自分を支えてくれている大きな力を目に見える形にしてくれているから、そんな気がしました。安心の中にいられるような気がして、なんとも心地よかった。。
それは、私が留学中に日本を思い出すとき、まず山のこの繊細な風景をホームシックのようにとても懐かしく思い出したのと同じ気持ちです。留学中のその時の思いも、日本の土地がもつ、繊細で優しく、かつ豊かな波動を自然の中にみていた気がします。
こうやって、ふとしたときになにかがわかると、宝探しのように次々と何かが教えてくれようとしていることをみつけたくなる。
心が惹きつけられることは、そのものが私にささやいているから、そちらをむきたくなる気がします。ささやきに耳を傾ける、そして自分の中に戻ってみる、その繰り返しが、どんなことをしていても、自分を豊かにしてくれる気がします。
だから、自分の中で悶々と会話するよりも、外にオープンになって、気持ちの向くものを見つけて、交流することは面白い。人も自然の一部だから、気の合う人との交流もやっぱりいい。
そしてそういう感覚はその時々にその人に必要な情報も教えてくれるはず。ご自分の感覚を聞いて、信じてください。
自然も、新しい出会いも、ちいさなささやきとの交流、楽しみであり、大事です