本当は今日仙台に帰るはずが、
風邪を引いて熱が出たので中止にした。
夕方、金色に輝く光がキラキラピカピカと部屋に差し込んでいる中、布団に包まれ熱でぼーっとしてた時。
あれはもうこの世ではなかった。
今頃どこかのパラレルワールドでは、
山と一緒に新幹線でビールを飲んで仙台に着き、レアでアツいメンツの中学の同級生達と盛り上がってる頃だろう。
こちらのパラレルワールドでは、
東京にいて寝ながらこの映画を繰り返し観てる。
私たちが中学生の時に出会ったこのバンドは、
その後の私の人生にずっと佇んでいる。
この世界観が、ずっと私の人生で鳴っている。
何が好きとか、
ここが良いとか、
全然言葉で表すことが出来ない。
好きとか良いとかって、
もともとそういうものだろう。
ハルシゲくんがこの世を去ったと知った日、
やっぱり全然言葉で表すことができないまま、
外に出たその時。
この月が出ていた。
写真にはこう添えられている。
「言葉にならない夜は写真を撮るのが1番」
よく似た月が、
さっき部屋のカーテンを閉める時に見えた。
