きのうの日曜日
ゴルフの練習にでかけました
山を切り開いた自然の練習場です
ティーグランドも草の生えた自然のままなので
本番さながらにティーを使って練習できるところが
この練習場のいいところです
100球打ち終わって グリーンへの寄せの練習をしました
こちらは無料でできるのでありがたいサービスです
寄せの練習をし始めて何分たったでしょうか
とつぜん 「キョッキョッ キョキョー」と鳴く声が
「あ ホトトギスだ」とすぐに分かりました
綺麗な澄み切った鳴き声に しばし聞き惚れていました
やがて そのホトトギスは鳴きながらどこかへ遠ざかっていきました
ホトトギスを漢字で表わすと
時鳥 不如帰 杜鵑 子規 郭公 などたくさんあります
どうしてそうなっているのか・・・ 分かりません
ホトトギスと言えば有名な俳句がありますね
目に青葉山郭公(ホトトギス)初鰹 素堂
この他にも例の逸話があります
鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス
鳴かぬなら 鳴かしてみよう ホトトギス
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス
戦国時代の代表 織田信長 豊臣秀吉 徳川家康 たちが
それぞれ詠んだと言われる俳句だそうです
真実はともかく 3人の気性を表わす俳句になっているところが
おもしろいですね
ワンちゃんとホトトギスの関係ではおもしろい江戸時代の言い伝えがあります
「厠に入っている時に時鳥の初音を聞くと凶事がある、
その場合は即座に犬のなき真似をすれば、
禍を福に転換できるドラマチックな効果がある」
という話です
このことを踏まえて 夏目漱石が読んだ俳句に
「時鳥 厠(かわや)半ばに出かねたり」
というのがあるそうです
何でも時の首相 西園寺公望に招待され 断るために詠んだ俳句だとか
「せっかくのホトトギスの初音のようなお誘いながら
トイレで用を足している折 ホトトギスの声が聞こえたので
犬の鳴きまねをしたところ 出るものも出なくなりまして
そのままトイレから出られずにいる私でございます すみません」
さすがは 漱石先生 うまい断り方をしています
これは「犬と歳時記」という本に詳しく説明がしてあるようですので
興味のある方は 図書館で借りてみられてはどうでしょうか
他にもワンちゃんに関わる名句の数々が紹介してあるとのことです
モモタロ