「フランチャイズ」とは、本部と呼ばれる「フランチャイザー」と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟金(ロイヤリティ)を支払うことで商標の使用権や商品&サービスの販売権を得られるシステム。
※マイナビサイトより引用

この話は便宜上、人名や組織団体名等、架空の名称を使用しています。取材で得た話を元にしたフィクションです。

主な登場人物、組織団体(全て仮名)
佐藤さん、地方都市の個人塾経営者、士岩塾のフランチャイズに加盟
河田さん、士岩塾約10教室を展開する加盟校(オーナー)
士岩塾、業界に新規参入してきたフランチャイズ形式の予備校型塾
小森さん、士岩塾の本部運営会社の創業社長
松山さん、士岩塾のフランチャイズ加盟等の世話役
梅木さん、士岩塾の教務担当。使用する参考書の選定や組み合わせを決める。
株式会社ビイバア。、士岩塾のフランチャイズ本部運営会社



あらすじ
地方都市で個人塾を開いていた佐藤さんが、東京に本部があるフランチャイズ形式の士岩塾に加盟した。
教室を全国展開する本部のネームバリューと教務の梅木さんが組み立てた参考書の組み合わせコースに加え、佐藤さんの指導力により合格実績もしっかりと出すことができた。生徒数は順調に伸びていった。
佐藤さんは自塾で培ってきたノウハウも武器にしながら士岩塾を隣接するいくつかの都道府県内に10教室ほどに伸ばしていった。

オーナー同士の繋がりもできて、お互いに見学やアドバイスができるようになり、士岩塾の全国生徒数は1万人に迫る勢いになっていった。



順調に大手塾の仲間入りを果たすかと思われた士岩塾、ある時から古参のフランチャイズ本部幹部社員の中に創業社長の知り合いらしいという人物(男性)が入ってきたことを佐藤さんは知りました。

逢坂 楓、 オオサカ フウ

両親が大阪府のシャレで下の名前をフウにしたらしいと最初は聞いたらしいのですが…

のちに、のっぴきならない事情で逢坂氏は本名の苗字を名乗れないということを別の幹部社員から聞いたのでした。

なぜ、そんないわく付きの人物が大きく成長しようとしているチェーン塾の中枢に入り込んできたのか!?

驚くべき、そして恐るべき陰謀の数々が繰り出されることを、この頃はまだ佐藤さんも他のオーナーさん達も知ることはできませんでした…。



画像と記事の内容は無関係です。