前回の続きです。

死後のことは書くのに色々決心がいったので、かなり時間が経ってしまいました。



今回は死んだと聞かされた次の日から葬式後まで書いていこうと思います。

忘れちゃったこともあるし、起こったことの順番がぐちゃぐちゃになっちゃうかもですがご容赦ください。




弟が死んだ日の次の日、お仕事だったので朝に 犬の散歩をしながら休みの連絡を職場にいれました(葬式の日まで3日間忌引きを貰いました)。

散歩後に暫くしてから自死をした場所に家族3人で行きました。

道中にこんな遠い場所に(車で30分のところでした)とかこんな寂しい場所でなんて話したり、前日の自死現場の様子とかを聞かされたりしながら向かいました。


着いた後少し歩いてその場所に着いたら父と母が泣きながら弟に呼びかけていました。


私は2人よりも冷静で(冷静でいなきゃと思ってたのもあってなのかもしれません)そこに人がいたら迷惑だろうなとかでも止められないしとかここから飛ぶなんて勇気があるなとは思うけどでも確かに飛びやすそうだななんて考えてました。

2人の様子を見て、弟の気持ちを考えて少し悲しかった気もしますが細かくは覚えていません。


ひとしきり呼びかけてから弟の車を引き取って帰りました。



その後、同じ日か次の日か忘れたけど、病院に行って診断書か何かの紙を受け取って、これもいつか忘れたけど警察に行って遺体の状態の説明等を受けながら遺品を受け取って、棺桶に入った弟の顔を少し見ました。

父と母は終始泣いていて、私は2人が満足するまで待って勇気を出して顔を見ました。

顔を見た時、良く似た作り物みたいだなとどこか他人事みたいに思ったと同時に確かに死んだんだなと実感がないまま思い知らされたというか納得させられたというか、そんな感じでした。



その後、葬式の手配をして(葬式は家族葬で、家族3人と父方のおじおば(父の姉とその旦那さん)と母方のおば(母の妹)で行いました。)、葬式会場に寝泊まり出来る場所があったので当日まではそこで弟の遺体と家族3人で過ごしました。

ほとんどをそこで過ごしてお風呂に家に帰るのと、食料の買い出し(弟の分も)する時だけ外に出てました。

常に線香がたかれていて、棺桶の周りには弟の好物や、ちょっとした食事を置いたりしてました。


うちは一応浄土真宗なんですが、仏教(浄土真宗だけかは分かりませんが)では水と、髪の毛と爪などがあの世に行く時の助けになるそうで、皆気が付いたら綿棒を使って唇を湿らせてました。


父は棺桶に張り付いてごめんなとか俺のせいでみたいなことや他にも色々でかい声で言いながらずっと泣いていました。

母もずっと泣いてました。

私も途中から弟の死を実感してきて、泣き顔を見られるのも嫌だったから人のいない場所で泣いてました。

3人ともほとんど寝られなかったです。


途中から父の姉とその旦那さんが来てくれておにぎりとかインスタント味噌汁とかゼリーとかを差し入れしてくれました。




弟の死後、父の態度に心底愛想をつかしたり、父の姉にイラついたり色々あったんですが長くなりそうなので一旦ここで切ります。


続きはまた書きます。