#23 チャクポ・リ/薬王山摩崖石刻(チベット旅行記) | 【中国旅行家】momonga-travelのブログ

【中国旅行家】momonga-travelのブログ

旅するモモンガさんの「旅行日記」と「気まぐれ日記」

中国に8年間住んでいたのサラリーマンのモモンガさん。
当時、休日はバックパッカーとなり中国各地への気晴らし旅行。

自称「モモンガ・トラベル China Branch」を経営ということで…

#23 チャクポ・リ/薬王山摩崖石刻(チベット自治区・拉薩市)

中国語 药王山(Yàowángshān)

訪問日 2022年2月1日(月)

 

ポタラ宮を眺めることのできる観景台の裏手みたいなところにある。何千もの仏様が彫られた場所がある。そこでは、数多くのチベットの人が五体投地をしている神聖な場所でもある。

 

 

では行ってみましょう!

 

 

チャクポ・リ(青丸)ポタラ宮(赤丸)からわずかしか離れていない。

 

チャクポリ 薬王山

チャクポ・リへと続く参道だ。

 

この日は春節でもあるがチベット暦では11月30日でもあった。ガイドさん曰く「チベットでは、チベット暦の晦日(みそか)の日に寺院へお参りすると良い事があるという。なので、人がとても多い」と。

 

私はガイドさんに「今日は中国の春節でもあり、チベットの人にとっても良い日なんですね。二つの良い事が重なる日に一緒にこれて良かったです」と話をした。

 

チャクポリ 薬王山

道端に土でつくった仏様が置かれている。茶色のものは土を乾かしている。乾くと左右にあるように金色を塗って更に乾かす。これを縁起物として販売している。

 

チャクポリ 薬王山

チャクポ・リに到着です。煙がもくもくです。お香を焚いています。

 

チャクポリ 薬王山

これが「薬王山摩崖石刻(Yàowángshān móyá shíkè)」。

大小1000体を超える仏様が彫られている。14世紀、有名な貴族が“お葬式でタンカを掲げることが出来ない貧しいひとの為に彫った”という。チベット人のお葬式ではタンカが必須だという。当時、タンカが無い人は、ここの仏様の前に亡骸を運び、そしてこの仏様をタンカに見立てて、ここでお葬式をあげたのだという。

 

お香が焚かれると黒い煙がどっと漂う。そして人々は仏様の前で五体投地をしている。

 

チャクポリ 薬王山

写真の左手の黄色い家は洞窟寺院となっており拝観料が必要。でも受付のおじちゃんが「今日はおめでたい日だから拝観料はいらないよ」とのことだった。私はチベット語で「トゥジェチェ(ありがとう)」と挨拶をしてみたら、受付のおじちゃんがニコってしてくれた!

 

ガイドさんに連れられて入ってみると、大小色々な仏様が石に彫られていたり、安置されていたりする。残念ながらこのなかも写真撮影は禁止だ。

 

マニ塔

奥にあるマニ塚。

 

マニ車

マニ塚にはやはりマニ車が連なっている。

 

マニ車を回していきます。

 

チベット仏教

またマニ塚にはこのように仏様が彫られ山のようになっている。

 

チベット仏教

マニ塚のそばではお経も彫られている。お布施を払えばその場で刻んでくれるという。刻んだお経はそのマニ塚に積み上げていくそうだ。

 

チベット仏教

チャクポ・リのそばにあった石碑。説明書きがお花などがお供えに隠れてしまって読むことができなかった。

 

チャクポリ 薬王山

参拝が終わり、来た道を戻ります。

 

 

つぎはラモチェ(小昭寺)へ行きます。

 

つづく。