兄弟三人で行って以来も、
中学生くらいまでは私は時々ここへ来ていました。
館内に入るなり
記憶していたものと変わった景色に
私は戸惑ってしまいました。
エスカレーターを降りてすぐ
シュモクザメの水槽があったはずでした。
それがありませんでした。
私は結構このシュモクザメの水槽が大好きでしたので寂しくなりました。
でもそれもそうですよね。
私が最後に行ってから15年ほど経ちますから
そんなに月日が流れていたのだと痛感しました。
変わっていないところもありつつ
感動するような展示もありました。
つまり、ステキな進化を遂げていました。
私がここの水族館で一番、
兄弟の思い出とする場所があります。
それはここの目玉でもある、
黒鮪の水槽です。
当時の話です。
この写真の中央に、
私たち三人は立ちました。
眩いほどの輝きを体から放つ
数えきれぬ鮪に私たちは見惚れていました。
私は水槽の中の魅力的な鮪ももちろん、
当時右手側に横に並んで立っている
兄の横顔が凄く印象的でした。
その時の私たちの会話ですか、
残酷な内容にはなりますが
ジョークの通じる人にだけ伝わればよいと思っているので敢えて書きます。
ここに来る前に祖母に今日の夕食の献立を聞いていました。
祖母は料理が得意ではないことを理由に
時々ネギトロを買ってきてくれていたからです。
もしやと思い聞いてみました。
「おばあちゃん今日夕飯なに？」
「ネギトロ。」
返答までかなり早かった記憶があります。
心の中でガッツポーズをしました。
水槽の前の三人に戻ります。
私は兄とその奥の弟を交互に見ながら、
「ねぇ」と声かけました。
「今日ねぇ、おばあちゃん夕飯ネギトロって言ってたんだよ」
そういうと二人とも「マジかよ〜😂」って
笑ってくれました。
『裏付けをとっておいて良かったぜ。』
と満足げな私。
『全くももはまたしょうもねぇこと言ってら』
と話半分で優しく付き合ってくれた二人。
その日の夜本当にネギトロ出てきて
二人とも「マジだったんだ…笑」
って感じでした笑笑
水槽の中の眩い魚体は、
だんだんと優しく淡い光の集団に変わっていきました。
二つともあまり変わり映えしませんが
動画を載せておきますので
よろしければ見てください🐟
あの時は三人
弟も私もまだ元気ですが、
今は一人。
今は一人。
私は先日この黒鮪の水槽の前に立った時思わず溢れそうになる涙を堪えました。
マスカラが落ちるから。
一時マグロが一斉に死んでしまったりなんてことがありましたが、
たくさんの数が泳いでいました。
中でも一匹、
あれだけ泳ぐ中で一匹、
目が離せぬ黒鮪。
体の大きさは群れの5本の指に入るくらい。
しかし一番黒く綺麗で
ですが
顔に大きな傷を負っていました。
ほかの魚との衝突で負ったものと思います。
ですがどうにも一番明るく
見惚れてしまう何かがある
大きな傷を顔に負った黒鮪に
私は兄の姿を重ねてしまいました。
黒鮪の水槽のところ
椅子がいくつもあるので
かけながらいつまでもここで見ていたい。
そう思いましたが
家族連れや遠足の小学生達がそろそろ来てしまうので、
長居せず次の水槽へ進むことにしました。
次また来れたら
ゆっくりいつまでも眺めていたい。
長くなるので勝手に二部制にします。
お次の②は、
んもぅ〜
カワウィカワウィ
ペンギンちゃん達がもうキャワイィキャワウィイイイアあぁああァアアァアア！！！！
とにかくペンギンちゃん達が可愛かったんです。
それを書きます。
ちなみに今移動中の電車の中。
最近マジで忙しい。
フォローさせて頂いてるブロガーさんのブログも時間ある時の楽しみにしてます。
私からの鬼いいね来たら「ああ生きてるんだな」って思ってくださったら嬉しいです。
では。