宇宙鉄人キョーダインを見始めた。


子どもの頃に一番好きだった特撮だと記憶している。

なのに今見てみると憶えていないことだらけだ。

まずヒロイン的キャラを演じているのが堀江美都子さんだったとは全く憶えていなかった。


そしてキョーダインの名も昔は特に何も思わなかったが今聞くと、とてつもなくダサく感じる。

兄弟だからキョーダイン?


戦闘シーンもダダロイドを投げるだけじゃなく、スカイゼルまで投げられていた。人形だと分かる軽い感じで。


それから一番衝撃を受けたのは、スカイゼルとグランゼルの顔が開いて映像として譲治と竜治の顔が映し出されるところだ。

特撮物は当たり前に変身シーンがあって、人間からヒーローになるんだと思い込んでいた。

けれどキョーダインは変身しないのだ。

ずっとスカイゼルとグランゼルのまま。


話数を進めると何かそうではなくなるらしいという噂はチラリと読んだが、今まだ始めの方では一話でダダロイドに連れて行かれてから、生身の体を晒していない。


あの顔の映像を初めて見た時は「え?もしかして二人は死んじゃったの?それで心だけでもロボットに移したの?」などと思ってショックだった。


健治がスカイゼルとグランゼルを見て兄たちを思い出すところなども少しうるっときてしまう。


キョーダインってそんな可哀想な話だったっけ?子どもの頃に好きだったはずなのに、そういうところは一切憶えていない。


色々ケチをつけてしまったが、大好きだったキョーダインをちゃんと終わりまで見たいと思っているのでこれからも楽しむだろう。


ってかグランゼルの竜治って十文字隼人だったんだね。