おはようございます
5月28日火曜日の更新です。
今朝は雨の私の住む地域です
昨日はお休みでしたが、色々あった1日でした。
朝から娘が不安定で学校をお休みしました。
頑張りすぎて疲れたんだろうなあ、と思います。
朝は6時半には起きてきた娘。
昨日履いていこうと夏用のスカートの肩紐の長さを調整したりしていたのですが、途中からうまく用意が進まない感じになってきました。
そして、「遅れてもいい?」と聞いてきました。
どのくらい遅れるのか、学校にはどう連絡するのか色々やりとりをするうちに娘が泣き出し、昨日はお休みすることにしました。
多分頑張りたいのに頑張れない自分が悔しいんだろうな、と思いました。
お休みしながらでも娘のペースで通ってもらえればいいと思っているので、娘にもそう伝えました。
むしろ入学してから今までが上出来すぎたので…。
朝ごはんもゆっくり食べる時間ができたので、娘の好きなとんぺい焼きを作って二人で食べました
娘が落ち着いたので、私は予定していた障がいがある子をもつ親の会に参加させていただきました。
小学校のPTAで一緒に役員をし、娘の不登校について話していた方が誘ってくださったことからのご縁でした
娘は発達障がいではない気がするので私が行っていいのかな?と思いながらの参加でしたが、凄くためになり、気持ちの共有もたくさんできました。
月に一度会は行われていて、色々なテーマで開催されるそうですが今回はフリートークの回でした。
少し遅れて入ると、肢体障がいを持つ子のお母さんが話されていて、学校での生活で困ること、先生の対応、進路についてなどが話題になっていました。
会のお世話役をされる方がアドバイスされていて、お母さんが思うことが100パーセント正しいとは限らない。違うな、苦手だなと思う先生が親とは別の面を伸ばしてくれている時もあるという言葉が印象的でした。
伝わらなければ何度でも言い方を変えて伝える。
受け取り方や伝え方、どちらが悪いというわけでもなくて、「伝わって当たり前」という意識を変えるという言葉に、小学校時代の担任の先生とのやりとりを思い返しました。
また、「現場にとって」具体的な方法を伝える、専門家の力を借りると言ったアドバイスも経験則からお話されていました。
「試行錯誤しながらよ、アサーションよ」と自然に出てきた言葉に、色々しんどい思いも体験されながらも勉強され、お子さんのために取り組んでこられたんだろうなと感じました。
この会は、娘さんの障害から娘さんが通える施設を探したもののなかったため、ご自身で施設を作られ、社会法人化された方が主催されています。
先のお母さんが前例がないため学校が対応ができないこと、進学したい高校にエレベーターがないかもしれないので設備が整っている私立を選んだ方がいいのかと迷っておられることに対して、「なければ作ってしまえばいい」と言われたのに、カッコいいと思いました。
社会法人の社長として活動されるなかで、学校とさまざまな繋がりができ、「話を通す」こともできるようになられていて、主催者の方のパワーに勇気がいただけました。
お世話役の方からアサーションという言葉がでてきたり、主催者の方から「逃避」という言葉がでてきたりして、自分が勉強していることとリンクしているなと感じました。
昨日こちらの本を参考に、傾聴についての記事を書いたのですが、「逃避」というキーワードにちなみ、文字数の関係から省いた部分を補足させていただきます。
傾聴を妨げる心の動きに、防衛機制があります。
防衛機制はひとが自分の心を守るために備わったもので、「抑圧」(無意識下に感情を抑え込む)がベースになることが多く見られます。
「抑制」に他の様々な防衛機制が絡み合って働き、ひとは自分を守ろうとします。
「逃避」(いやなことや耐えられない場面から逃げ出す)
「分離」(辛いことがあっても淡々と話すなどに思考と感情を切り離して心の負担を取り除こうとする)
「反動形成」(自分の本当の気持ちを知られまいと、気持ちとは反対の行動をとりカモフラージュする)
「置き換え」(なかなか満たされない欲求を他の簡単にできることで満たそうとする)
「補償」(自分が劣等感情を感じることがあると、別のことで優越感情へ変えようとする)
「攻撃」(妨害している人や状況を攻撃する)
「知性化」(感情や欲求を直接解放したりせず、それらに対する知的認識を獲得することで心をコントロールしようとする)
「昇華」(社会的に望ましくない欲求や衝動を評価の高いことに置き換える。(例)攻撃的な欲求をスポーツにぶつける)
「合理化」(自分の立場を正当化する)
「同一視」(他者が持つ特徴や、思考・感情などを自分に重ね合わせて、自分をその相手と同一であると考えて、自分にないものを他人から取り入れて満足する)
「投影」(自分の中のイヤな感情を認められず、それが他人がもっていると信じ、他人に押し付けてしまう)
他に、「転移」があります。
目の前の人間関係に過去の人間関係を無意識にあてはめることで湧き起こる感情で、とくに過去に出会った重要な人物(おもに養育者)に対して抱いた感情であることが多いとされています。
親密な人間関係には感情転移が生まれやすく、満たされない気持ちが強いほど強い感情となって現れます。
話し手が聴き手に対して感じるのが「転移」ですが、聴き手が話し手に対して「転移」と同じことが起きるのが「逆転移」です。
「逃避」というワードは、主催者の方が支援会議で先生が見せた態度を見て感じられたものでした。
主催者の方もお世話役の方も、お子さんの障がいを受け入れるために様々な葛藤があり、学校をはじめとした社会の制度と向き合い、お子さんが生きやすくなるために色々取り組まれ、勉強されてこられたのがよくわかりました。
だから言葉に重みがあるな、と感じました。
そして、傾聴の基本である耳を傾け、心に寄り添うことをされているな、と感じました。
会に参加するのにあたり、私は障がいについて語ることはできないので、皆さんの経験や思いを聴かせていただくつもりでいました。
それもあり昨日傾聴についての記事を書いたのですが、実際は自己紹介で娘の不登校について話すなかで自分が感じたことを聴いていただく機会になりました。
でも、私が話した内容(TOB塾、HSC、カウンセリング)について関心を持っていただけ、参加者の方と情報をシェアできたので、それはそれで良かったかなあ、と思います。
話すことも聴くことも大切なことで、シェアすることの大切さを感じました。
会に参加して、不登校にしても障がいにしても通じるのは、子どもの将来に対しての不安だと感じました。
「今困っていること」は、将来に繋がると思うから余計に不安になります。
将来ちゃんと生活できるのだろうか?
就労は?
私が死んだ後、この子は社会に適応して生きていけるのだろうか?
そうした不安が現在をより不安に感じる原因になるのだと思いました。
主催の方が、成澤俊輔さんという方のエピソードをお話してくださいました。
網膜色素変性症という疾患のため視力を失っておられながらも、大学在学中から経営コンサルティング会社での勤務、独立を果たし、障がい者雇用について取り組まれた後、現在は障がい者やうつ、引きこもり支援をおこなうNPO法人FDA理事長として活躍され、講演活動も行われているようです。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください
主催者の方は実際に成澤さんにお会いになられたそうで、「どんな障がいを持っていても就労できる」と言われ、そのための活動をされていて、すごく勇気がもらえる方だと話されていました。
一気に物事は変えられないので、スモールステップを踏むということの大切さも会に参加して教えていただきました。
これは学校をはじめとした行政への要望もそうですが、こども自身のできることを増やしていくためにも必要なことです。
“あ”という字を書くのに、横線を書く練習をする、“の”部分の回す練習をするというステップを踏むことによって、“あ”が書けるようになったというエピソードをもとに話されて、深く納得しました。
こうした工夫は専門家ならではで、専門家の力を借りることの大切さも感じました。
肢体障がいがある子どもさんが「クロールが
泳ぎたい」という思いをもち、リハビリの先生がその子に合った泳法を提案して実際に泳げるようになったエピソードをうかがい、感動しました。
本人のやりたいという思いがあって、専門家との出会いがあれば、「できない」が「できる」に変わるんだなあ、と感じました。
こうした会との出会いも、娘の不登校のおかげだなあ、と思います。
時にはしんどかったPTA活動も役に立ちました
継続して会に参加させていただくことをお願いしたので、またこの会については書く機会があると思います。
私が住む地域に近い方で必要とされる方に会を知っていただきたいなと思うので、会の承諾をいただけたら会や社団法人についての詳細もまた書きたいと思います。
会が終わり、一旦帰宅して娘の様子を見てから、今度は身体のメンテナンスへと向かいました。
鎮痛剤を飲まないと生活できない状態で、なるべく安静を心がけて症状が落ち着くのを待っていたのですが、治らず…。
ヘルニアがあるのはわかっていたのでヘルニアからの症状だろうな、と思っていたのですが、精査してもらおうと5年ほど前まで働いていた整形外科を受診しました。
5年の間にスタッフが多く入れ替わっていたのですが、懐かしい顔に再会できたり、パートでもいいから来てと数人に言われたりで楽しい時間にもなりました。
整形が好きなのと、もう少し稼ぎたいので、もしかしたら…? でも、「今」ではないので、お返事は保留にさせていただきますが…。
今回前に勤めていた整形外科を受診先に選んだのは、退職メンバーで同窓会のお誘いがあり、勤務時代を懐かしく思い返したからでした。
実は前職の葬儀会社の同僚だった方からもこの間連絡をいただいて、仕事仲間とのご縁が繋がっているのは嬉しいなと思います
私にとって仕事は、どの仕事をしているときも特別なものだったので、その時にご一緒させていただいていた方に対して、特別な思いがあるので…
脚は痛いけど
、頑張りたいと思います。
娘も学校の予定…です。
昨日学校の先生から連絡があって、「クラスでは小学校でのお話が信じられないくらい普通に元気にしています」と言われました。
学校では“普通”だからケアが遅れやすいし、“普通”に適応することに娘も疲れるんだろうなと思います。
娘ともども、頑張りすぎずやっていきたいと思います。
皆さま良い一日をお過ごしください