ブリティッシュスタイルなアイシングクッキー
(池田まさこ 著)



こんばんは
今日は仕事のあと、娘と無事中学の先生とお話をしに行ってきましたニコニコ

娘とともに、「やったぜ!」という達成感に包まれております…キラキラキラキラ


今日ご紹介する本は、今日頑張った娘へのご褒美ビックリマークビックリマーク

この間から「アイシングクッキーを作りたい」と言っていて、帰りに立ち寄った本屋さんで娘が欲しがったので購入しました。

見ているだけで癒される、可愛い一冊ですラブラブラブラブラブ






私は手先が不器用なのですが、娘は器用なので、何回か練習したらそこそこの物を仕上げてくる予感です…キラキラキラキラ

ちなみにこちらは、知らぬ間にクックパッドで検索して娘が1人で作ったアイシングクッキーですほっこり


購入してから知ったのですが、著者の池田まさこさんは芦屋市で教室を開いておられるそうです。

我が家から簡単に行ける場所なので、ご縁を感じました

本を見て作ってみて、更に学びたくなったら教室に通うこともできるな、と思います。

学校に行って解放されたからか、帰り道色んな話を娘がしてきたのですが、「将来の夢」をネイリストと言っていたのですが、最近パティシエにも興味が湧いてきているようですニコニコ


手先が器用で、コツコツと一人で何かを作ることが好きな娘には、どちらも向いていると思います。



さて、そんな娘と私たち夫婦のこの数週間…。

一言でいうと、濃かったニヤニヤです。
あともうひとつ言うと、家族全員、これ以上ないくらい頑張りましたキラキラキラキラ

不登校に関して、まだ渦中だし、どうなるかわかりませんが、中学進学という節目の時期を全力で家族で向き合ったという記憶は、一生消えないと思います。


記録のために、3学期に入ってからの我が家の出来事を書き残したいと思います

下矢印下矢印下矢印
昨年11月から二度目の不登校になった娘。

始業式に行けず、翌日以降も行こうとはするのですが行けませんでした。

1月16日に親子で一念発起して一時間だけ授業を受けましたが、娘の「クラスに行きたくない」という思いを固める結果になりました。

そこから私の仕事復帰やインフルエンザ騒動があり、1月は終了。

2月になってからが迷い、揺れる日々でした。



2月の初めに中学校の見学会と制服採寸がありましたが娘はどちらにも行けませんでした。


その様子をみて、「中学校に行けない可能性」について考え始めました。

支援センターに連絡し、進学予定の中学とコンタクトをとるように言われ、2月4日に中学校の先生が小学校に説明に来てくださる説明会に参加して、会終了後に今日お会いした先生とお話しました。
「中学校の先生とお話しした話」


凄く感じの良い対応をしてくださり、小学校側のやりとりでささくれだっていた私の気持ちが癒されました。


翌日、フリースクールの見学にも行きました。
「“子どもが不登校になったらやったらいいこと”とフリースクール」


どちらの選択でもありだと思いました。

その一方で、小学校卒業を前に、周囲の心配の声に有難くも揺れる気持ちになりました。
「群で生きるか、一匹狼をつらぬくのか、という話」


中学校入学まで迫ってくるなか、親として娘に何をしてやれるのか夫婦で話し合いました。

その中で出たのが、今朝記事にあげた
①地区の中学に進学する
②別の学区に越境入学する
③フリースクール
④外には出ず、家庭学習をする
この4つの選択肢でした。(優先順位順です)



①のために、小学校から中学校に連絡をとってもらい、今日、4日にお会いした先生とお話ししてきました。

①のメリットは、本来進むべき通常のコースで、家から通いやすいこと。
デメリットは、今の小学校から3分の2が進み、中学校の大半を占めることになることから、環境があまり変わらないということです。

「今学校に行けていない不安」の延長上にあり、中学校で心機一転したいと思っている娘にとってはどうなのかな、と思いました。


③のフリースクールのメリットとしては、娘のペースで学べつつ、外に出る機会もあることですが、遠方になることや、いわゆる“普通の”学生生活ではないことがデメリットで、夫は毎日学校に行く形式での中学校に進ませることを希望しているため、最終手段という位置付けでした。

④の自宅学習については、最終手段のなかの最終手段で、とりあえず学びの機会を確保するための方法でした。


私の思いついた選択肢はこの3つだったのですが、夫が②の“越境入学”を提案してきました。

部屋を借り、住民票をそこに移したら可能なのか、再び支援センターに電話をかけました。

2月16日に、行けなかった制服採寸に行く予定にしていましたが、娘に②のプランを話してみてから考えようと思い直しました。


②のメリットは、すべてリセットして娘が望む心機一転がしやすいこと。デメリットは自宅からの徒歩での通学時間と、もうすでに出来上がっている人間関係のなかに溶け込めるかなど、不確定な要素が大きいことでした。


突飛に思える選択肢に娘がどう反応するかと思いましたが、制服を調べてみたり、「そんなこともできるのか」という驚きに、ワクワクして娘の元気が戻ったのを感じました爆笑

やっぱり「これしかない」という思いはひとを追い詰めるんだな、と思いました。


今日の中学見学も②の話が出るまでは拒否していたのですが、「比較をするためにも行ってみよう」という話になり、無事行けましたほっこり


今日行った感想としては、じっくり話を聞いてもらい、先生と養護の先生の掛け合いが面白くて、和やかな雰囲気でした。

娘は行く前にまた腹痛を訴えていましたが、話し合いのなかでどんどん表情が良くなっていました。

娘のことを知ろうとユーモアを交えながら、娘の負担にならない程度に尋ねてくださいました。
娘は答えられないことも多く、アイコンタクトでヘルプを求めてきたのでほぼ私が答えましたが、娘の表情はだいたい笑顔でした。



帰り道、娘が腕を組んできて、リラックスした口調で感想を話してきました。


先生方のやりとりが夫婦漫才みたいだったこと。
保健室が広かったこと。
小学校の先生とは違う雰囲気だったこと。
養護の先生が、学童でお世話になった先生の雰囲気に似ていたこと。
越境入学も惹かれるけど、やっぱり遠いと感じること。
越境入学してもうまくいくかわからないと自分でも思っていること。
中学校の雰囲気が思ったより良かったこと…。


中学校の先生に、越境入学の可能性についても話しました。
支援センターで小学校でも中学校でも私の話しやすい方から市の教育委員会に連絡してもらえばいいという話だったのでその旨話すと、「うちの学校に入学してくれたら嬉しいですが、必要なら対応しますよ」と快く言っていただきました。


また、別室登校についても尋ねました。
小学校に関して、娘は「クラスが嫌だ」と言っていて、別室登校は担当してくれる雰囲気によっては考えたいと言っていました。

それで小学校に尋ねてみたのですが、小学校では、親の付き添いがないと別室登校はできないという返答でした。
先生が常についていられるわけではないので、学校内でも親がついて責任を負わないといけないという話でした。

その答えを聞いて、不登校対応についての遅れを感じました。
親が不登校をすべて抱え込まないといけないんだな、と思いました。

実は最近、PTAの関係で知り合った方の同学年のお子さんも不登校だと知りました。

それ以外にも私が把握しているだけで学年に数人不登校の子がいるのですが、一定数不登校の子どもがいるのに、不登校の子に対する学びの場は教室以外にはないんだな、と思いました。


学校により対応は色々違うのでしょうが、これだけ不登校が社会問題になっているのに、不登校を受け入れる余裕が学校にはないんだ、と感じます。

例えば補助教員を採用してフリーに動けるひとをつくるなど、何かしらの方法はあると思うのです。

学校に来させ、通常通り授業を受けさせることが不登校対応の原則なんだと私は感じました。


一方、小学校より更に不登校が増える中学校では、専門の方が週に一回来られていてその時間に不登校の子が通学したり、放課後学習をしているとのことでした。

放課後学習についても、勉強嫌いの子もいるので、バトミントンをしたり遊びの時間にしている子もいるそうです。

保健室は、養護の先生が席を外すことがあるため、学習の場としては解放していませんが、クラスがしんどくなった生徒さんは一時間だけ休んでそれで無理なら帰るなど、エスケープゾーンとして機能されているようでした。

中学校の方がやはり対応が柔軟なんだな、と感じました。



小学校に対しては、なかなか話が伝わらないもどかしさを感じることが正直多いです。

娘はクラスでは過ごしたくないと言っていて、卒業式もそのための練習でクラスで過ごさないといけないことから行きたくないと言っています。


先生も段取りがあると思うので、現時点での娘の思いを伝えました。

するとその電話で、どんな形での卒業式を希望するか尋ねられ、どの先生までの参加を望むのか尋ねられました。

よほど希望すれば担任の先生だけ、などの対応もしてもらえるそうですが、学年の先生は絶対だそうです。

正直、今の私たち家族にとって卒業式はそれほどの重みはないのですが、先生方のなかでは重要なものなのがひしひしと伝わってきました。

有難いと思わないといけないのかもしれませんが、正直重いな、と思いました。
学校の都合が色々あるんだろうな、と感じました。

また、重ねて卒業文集の話をされ、「成長」というテーマで、序論本論結論の形で1200文字の作文を書いてもらいたいとの話でした。

今の娘に書けるかわからないのでお約束できない、と最終的にお返事したのですが、これから卒業まで何回か確認が入るそうですショボーン

…いや、わかる、わかるんですよ…。


でも、卒業式や文集を前向きに考えられるなら、学校に行けてるんですよね…。
またしても“ズレ”を感じてしまいました。


また小学校に対して溝を感じたタイミングで、でも、今度は嬉しいこともありました。
二年生のときに担任だった先生から、担任の先生と電話をした翌日に電話をいただいたのです。



娘は二年生のときにある女性の先生に担任していただいたのですが、それまでうまく小学校に馴染めていなかったのが、その先生のおかげで学校を楽しみ始めることができました。

先生は、子どもの話を身を乗り出して聞いてくださる感じで、懇談の時にも「お子さんの良いところを教えてください」と目をキラキラさせながら尋ねられる方でした。

先生の目には、子ども達の良いところがたくさん映っているんだな、ということがよく伝わってきました。


そんな先生に教えていただくことで、娘が自分に自信を持っていくのがわかりました。

不登校になった5年生の時に年賀状をいただいたりもしました。

できれば6年生を持っていただきたいな、と密かに思っていた先生でした。

学校でPTAのときにお会いすることはあったのですが特にお話しすることはなく、「もう担任じゃないし、先生は今のクラスの子のことで忙しいだろうしな」と私も思っていました。


電話で「担任の先生を差し置いて元担任が口をだすのは違うと思って控えていたんですが、ずっと気になっていて…。昨日卒業式のお話を担任の先生とされているのを職員室で耳にして、担任の先生に連絡をとっていいか確認したら快く承諾してくれたので…」とお話してくださいました。

娘が不登校に至るまでの経緯や気持ち、家族の思いをお話するのを「うん、うん」と傾聴してくださり、「私が言うのもおかしいかもしれませんが、(娘の名前)ちゃんが元気ならそれでいいと思うんです。お話を聞いて安心しました」と言っていただきました

小学校の先生とお話をするなかで、初めて「伝わった」と感じた瞬間でした。

主な窓口である担任の先生や教頭先生がいいとか悪いとか言いたいわけではないのです。

ただ、やっぱり、「気持ちを汲んでほしかった」のです。
駆け引きのあるやりとりではなく、素直な気持ちで一緒に娘のことを話したかった。

それを望むのは贅沢なことなのだと途中から諦めていました。

学校に行かないことを選択している以上、「迷惑や手間をかけている」という立場なんだな、とやりとりから感じていました。

元担任の先生とお話できたことで、小学校に対して感じている溝やわだかまりが少なくなりました。



2月18日のカウンセリングでも話したのですが、娘も私も夫も、それぞれが頑張ったのです。

カウンセラーの先生に親子でたくさん褒めていただきました爆笑

言葉で気持ちを表現することが苦手な娘は、箱庭療法をしています。

先に娘がカウンセリングを受けてから私は中に入るのですが、箱庭は娘の気持ちを表していると思うので、いつもちょっとドキドキします。



今回娘が作ったもので、花が咲いていたり、ひとがたくさんいたり、足跡をつけてみるなどの遊び心があったり、娘の気持ちは落ちついているんだな、と安心しました



2月末にはとりあえずの結論が出ると思います。
それまではゆっくり日々を過ごしたいと思います。

本屋さんのあと、娘が行きたがっていたお店に行き、買い物を楽しみました。
娘はご機嫌で戦利品を眺めています

娘が笑顔でいられること。
その幸せを味わいたいと思います

長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございます。
それでは、またニコニコ