oklahoma city。
ニューヨークから九つの州を渡り、自転車を漕ぐこと3000キロメートル。40日。
そこでぼくの戦いは終わりました。
地理的条件(テキサスからはもうロッキー山脈の麓)、残りの日数(ラスベガス、ロッキーマウンテンでゆっくり遊びたかった)を鑑みて、そこでリタイアするのが最善と判断したということもあります。
ただ、なによりも、体力はまだあったんだけど、精神的にだいぶ疲労していたように今思います。
一人ぼっちがさびしかったわけではありません。
カトリーナほどではないけど、毎日、特に夕方に発生する可能性のある、凄まじいサンダーストームにおびえながら走る日々が続いていました。
偏西風の影響で常に僕の行く手に立ちはだかる向かい風にもいらいらさせられました。
なによりも、車社会アメリカを自転車で移動するという危うさは想像以上でした。
毎日のように、もしかしたら!?とヒヤッとさせられる場面に遭遇しました。
本気で命の危険を感じたことも何度かありました。
今回は不測の事態が生じ、いろいろ、友達や家族に心配もかけました。
そして、いつしか、「無事に日本に帰る。」という当たり前の事が重要課題になりました。
そして僕の心の底にある、真の目標は「この二ヶ月をおもいっきり楽しむこと」でした。
そんなこんなで僕は自転車を降りました。
バスに乗り込むとき、
「まだもうちょっといけたんじゃないか!?」とすこしさびしくなる気持ちもありましたが、
「もう自転車をこぎながらトラックにびびったり、ド田舎で嵐に襲われたりせんでいいわ!」とほっとした気持ちのほうが大きかったです。
ただ、あんなに素敵で冒険な40日間はなかったです。
僕は、出発からオクラホマシティーまでの一日一日を鮮やかに思い出す事ができます。
もういっかいやりたいとは絶っっっっ対おもわないけど、われながらあっぱれな挑戦でした。
120%大満足です☆
そんな素敵な旅の思い出。いい加減ブログでちょっとずつ晒していこうとおもっちょります。