いよいよ視察一日目。


外が真っ暗な中、ホテルを朝8時前に出発。


ヘルシンキ中央駅入り口で現地ガイドさんと待ち合わせしてます。


ヘルシンキ市在住のフィンランド人の方でした。


お隣の市ヴァンター市へ電車とタクシーで移動。


とある幼稚園・保育園。


フィンランドでは、日本のように保育所・幼稚園と区別して分かれていません。


やや緊張ぎみに、入りました。


「ヒュヴァーフォメンタ」


おはようございます。のご挨拶&握手。


園長先生のあったかい笑顔で心が和みました。


園内を回りながら、説明していただきます。


2・3歳クラスを訪れたときのこと。


一人の男の子がそっと手を差し出してくれたから、私もきゅっと握り返して、


「Moi!」ってあいさつしたら、かわいい声で「Moi!」


うわあ。かわいいなあってその子のちいさいやわらかいあたたかい手を握った時に思いました。


ああ、これがこどもが持ってる最大の魅力で武器だな、って思いました。


越えちゃうのね、こどもって、瞬時に。垣根を。すごいな、こどもって。ってその手を握りながら思いましたよ。


そのあと何人かの子とご挨拶。一人の男の子が何か言ったので、なんて言ったか通訳さんに聞いてみると、


「僕はフィンランド語をしゃべれるよ」って言ってたそうです。可笑しい。。。


そのあと影絵を見せてもらいました。


今期は園で「光と影」がテーマになってるんですって。静かに、楽しそうに見てたこどもたち。




桃とのまあるい生活















桃とのまあるい生活



4歳児のお部屋。


色使いや窓辺の感じが北欧っぽい。


木の椅子。あたたかみがあります。


桃とのまあるい生活






















午睡室(お昼寝するところ)

日本は一つの保育室に食べる遊ぶ寝るが一緒になってることがほとんどですが、こちらはちゃんと分かれて部屋の空間つくりがされています。


左の二段ベッド、壁に備え付けになってて、引き出すようになってます。(ちなみに上に寝る子はちゃんと担任の先生が選ぶそうです。わんぱくさんは飛び降りるよね 笑)


こどもの人数も少ない(内訳は・・・1歳児5人・2歳児7人・3歳児14人・4歳児・16人・5歳児17人・6歳児17人)


担任の先生は多い。1~3歳児まで3人ずつ、4歳以上2人。


これ、日本の体制と比べるととっても恵まれていることなんです。


ちなみに本市では、3才児はこども17人に対して担任一人です。(障害児が入る場合は加配されます)


園長先生が目を丸くして驚いてたっけ。


そういう環境があってのこともあると思います。園全体が静かで穏やかでした。


声をかける先生たちもとても穏やか。そっと見守る感じです。


これは、日本に帰ってから、自分自身の保育をする際、心に留めておきたいなあ、と思ったのでした。


続く。