前回からの「新聞」続き・・・。今日の朝日新聞。

パブリックエディターの湯浅誠氏の記事で、「新聞」のことが取り上げられており、その記事で、「新聞を講読する学生は湯浅氏の知る限り100人に1人いない」と書かれていました。

元々、社会活動家で、法政大学教授から、現在、東大の特任教授である湯浅氏。彼の周りにいる大学生は、それなりに意識の高い学生も多いのではないかと思うのですが・・・。まあ、母の学生時代から、学生の新聞購読率はそんなに高くはなかったので(ちなみに母はとってました)。まあ、郁は、やはり希少種ですね。

 

新聞は「斜陽産業」と言われています。確実に発行部数は減少しています。

先日のNHK「おやすみ日本」で、生中継されていた「朝日新聞社東京本社」。母は、学生時代に東京築地の本社を眺めながら、ここで「新聞」が作られているんだぁ・・・と見上げたことを覚えています。

その本社で、真夜中に校正をしている人たち、そして公正の終わった原稿は、早速、地下の印刷所で印刷されていました。ちなみに、NHK「おやすみ日本」の放送中に、そこで印刷された朝刊が届いていました。

当たり前のように、朝、ポストに配達されている新聞。その新聞が、各家庭に配達されるまで様々な人が関わっている・・・改めて、実感しました。夜中も、早朝も働いている人がいて、初めて届く新聞です。

しかし、今、いろんな意味で、変わらざるを得ない「新聞社」。

朝日新聞社は、「デジタル化」、「総合化」で対応しようとしているのだそうです。

 

湯浅さんは言います。

「その際に問われるのは『軸』です。軸がなければ、何を守り、何を攻めるのか、何を取り、何を捨てるのかが定まりません。とりわけ難しいのが捨てること。気づかぬうちに大事なものを捨てていた、と取り返しがつかなくなって気づくこともあります。」

 

この記事は、朝日新聞社のことを書いているのですが、この言葉は、今の社会の多くの局面に当てはまるような気がします。母の仕事でも、まさにそうだなあと感じました。

そして、大学生としてスタートした郁。

大学生としての郁の「軸」は何なのか。これから先の生き方につながっていく「軸」。留学、進学、就職、そしてその先まで・・・。

今まで、いろんなことをやりたいと言っていましたが、まだ「軸」には行きついていないのだと思います。急ぐ必要なないとは思います。ただ、そろそろ、その端でも見えてきてもいい時期かなとも思う母です。

 

ちなみに、朝日新聞は「ともに考え、ともにつくるメディア」という軸を立てたのだそうです。

我が家とは長~い付き合いの「朝日新聞」。これからも頑張ってほしいです。