理系優先カリキュラム(?)の郁高。高3になって、やっと「世界史B」が4単位(4時間/週)始まりました。高1の「世界史A」で、ある程度近世以降はやっているとはいえ、通史を終えるまでには時間がかかりますね・・・(;^_^A。

そんな「世界史」では、グループ学習が並行して進んでいます。

これは、同じクラスの世界史選択者が4~5人が1つのグループになって、単元ごとに学習し、みんなができたところで担当教員の口頭試問をグループで受けるというもの。口頭試問の日が決まっているわけではないので、グループごとに空き時間に口頭試問をお願いに行くことになります。つまり、グループ員みんなが頑張れば、それだけ速く進むし、やらなければ進まない・・・。進度は、グループメンバーのやる気次第。

 

グループは、春休み前に先生から指定されていました。その時、そのメンバーを見た郁の反応は、「最悪~!! 全然、勉強しない人たちばかり!!!」と怒っておりました。しかし、高3になっていざふたを開けてみると・・・。

みんな全然違っていました、いえ、変わっていました!!

これまで、授業中寝てばかりで全然勉強していなかったAくんも、やる気満々!!

実は、郁のグループのメンバーは二次試験で「世界史B」が必要なメンバーばかりだったのです。

 

昨日、初の口頭試問に臨んだ郁たちのグループ。

口頭試問は、1人10問ずつぐらい先生からの質問に答えるというもの。ただ単に年号や出来事の暗記ではなく、出来事の背景や影響など繋がりか関係の説明を求められたそうです。多少の助け合いも許されるところもあったようですが・・・。誰が、どこを質問されるかは、全く分からないので、みんなが全範囲をしっかり説明できるようになっておくかないと対処できません。

郁たちのグループ、無事に合格して、次に進みました。

 

最初は、1週間に1回という計画だった郁のグル―プ。しかし、メンバーの一人が、「そのペースだと1周を終えるのが夏休み過ぎるから、もっと早くしよう」と提案。結局、来週からは、2回/週の口頭試問合格に向けて、準備することになったそうです。

歴史は暗記科目。とはいえ、一人でコツコツはなかなか大変、そして、二次試験の論述のためには基本的なことを暗記したうえで、その事象の意味や関係を説明できることが必要となります。一つの出来事が発端となり、どんどんいろんなことが繋がり広がっていくところを、みんなでワイワイと確認しながら、理解を深めていくグループ学習となっているようです。メンバーが良かったこともあるのですが、単なる「暗記」にとどまらない楽しく語れる「世界史」になりそうな予感が・・・。やはり、受験は「団体戦」ですね。口頭試問とその準備は授業時間外に行われるので、必然的に授業外の学習時間も長くなります。

 

高3になって、全体的に授業の雰囲気が変わったそうです。選択科目が増えて、授業と受験が直結する科目が増えたためかもしれません。

ほぼ、志望校も受験科目も決まった高3生。これから、それぞれの目標に向けて、みんなで頑張ります。