眼鏡が合わんかもー
ということで
ケメ子の眼鏡のレンズを替えに
久々に訪れる商業施設
お昼どこにしよう？
ウロウロするレストランエリアで
真っ白いちいさな店員と目が合う
「ケメ子 …
ペッパー君やで…
いらっしゃいませゆうとるな」
「そらゆうわ」
「お母さん
ペッパー君とお話したい」
「は？」
「何名様ですか？」
「二人です」
「お母さん
タッチパネル押さな」
「テーブル席かカウンター席かお選びください」
「テーブルで」
「お母さんタッチパネル押さな」
○○○番でお待ちのお客様
「ハーイ！」
「お母さんタッチパネル押さな」
って
文明の利器でご案内されて
席につく
「何にしよー？
あ、ローストビーフあるやん？コレ！」
「私真イカ」
「あ？鴨あるやん？コレ！」
「私漬けマグロ」
「あ！チーズハンバーグやて！コレ！」
「私ヤリイカ」
「ハンバーーーーグ！うま！予想外！もう一皿！」
「お母さんさ？さっきから肉じゃない？
寿司なんだからさ？」
「え？アラ？ホント？やだぁ
アタシさ？普段サバばっか食べてるじゃない？」
「確かにー」
「サバの味噌煮(生の一本から自作)、サバの昆布〆干物(青森直送)、それと玉ねぎヨーグルトにオリーブオイルタップリ野菜」
「毎日だよね」
「そやねん、血液のサラサラ具合ゆーたら
ティモテ並のサラサラ感で間違いないんよ」
「ティモテは知らんが
血液はサラサラしとるかもな
家族関係のドロっと反して」
「ティモテ知らんて随分若者ぶっとるやないのJK気取ってるんか？
家族そないにドロっとしてないと思ってるけど私だけがとかそーゆう怖いやつ？」
「現役JKやけどまぁ当の本人がドロっとしてないって思ってればそうなんじゃないの？あ、ポテト来た」
などと
食べ進め
気が付けば15皿
「んー
もういいかな？
あ、アワビとイクラのやつでしめよ」
「まだ食うんか」
「あ、ハンバーグでしめよ」
「…」
お会計はペッパー君じゃなかった
ね！
アイス食べよ！
別腹！
アタシ例のヤツしか食わんし！
私ラブポーション
は？
は？
ラブポーション？ナニソレ恋の媚薬的な？
うるさいな！
おなかいっぱいで
キッズサイズでした無念
などと
やっている間にも
静かに
着実に減少している何かなど
全く思いもよらなかった
眼鏡を無事受け取り
各自欲しいショップに
別行動
イオンといえば…
あるかも？
ないかも？
まぁ
ちょっと
見てみるか
みたいな軽い感じ？
チョコ売り場に…
…
…
ないな。
うん。まだだったか…(平和)
お菓子買うか…
え？
！
！
チョコ売り場じゃないところに！
え？
え？
え？
狩られるって
こーゆうこと？
狩られたあとってこーゆう気持ち？
五枚しか残ってない
ほわいとせーたーの
カレが
狩られたあとだった…
くぅぅーーー
(都会のオンナってこんな気持ち？
ああぁ～～ユヅルはぁあ～
手ぇえぇにぃ～入らないぃ～オトコぉ～)
コブシ
俄然
欲に火がつく
薪を入れられた感ハンパない
「ケメ
地元のジャスコ行くで」
「え」
手元のレジ袋を見て察したもよう
車中
何も言わずラインなどしてるケメ子
私は必死だ
着く
売り場に向かう
探す
ない
探す
ない
サービスカウンターに
行き
さりげなく
にこやかに
「お忙しいところ、すみませんがー、
ロッテのガーナチョコレートの羽生結弦選手の三種類のクリアファイルのキャンペーンですがこちらではまだやっていないのでしょうかそれとももうみんな狩られイヤ終わってしまっているのでしょうかどうでしょう？」
「ハイぃ？
ガーナの？アイスじゃなくてですか？」
「チョコです！おとなりの○○店ではもう終わっていましたけれどもねぇ …アハハ(鋭)」
「！確認致しますね。お買い物が終わり次第またお立ち寄りいただけますか？」
(お買い物はソレだけなんでございますがまぁいい)
「あ、わかりましたー」
コッソリ
サービスカウンターを確認
あ？何？
もーやっちゃってるの？終わってる？
マズイなー
コッチまだなんすよね？
フライングじゃないっすか？
…イヤ、問い合わせ来てるんすよね
うん、ハイ
的な感じ
二人、三人、四人と
店員は増えていく
ヤイノヤイノってな感じ
そこへケメ子さん合流
かくかくしかじか
ふーん。
ないんじゃないの？
と
カウンターへ行くと
「申し訳ございません。
当店に入ってくるかどうかも不明でして」
え？
「入荷次第お電話させていただければと」
イヤイヤ！
身バレは断固拒否
「あ、いえ、そこまでではないので、
ハイ、大丈夫です、ハイ、
お忙しいところ、ありがとうございましたー！」
イオンもイロイロ、
人生、イロイロ
明日ファミマに行けば
あるー♪きっとあるー♪
季節は白くー
イヤ？
ロッテ公式で、二千円出せば
赤マフラー付きで
送られて来るのはわかっていますよ
踊らされたい、お年頃。
あーるたんが
こんなのどーかなって
ちょっと考えてみたー！
↑もと
あーるたん天才！