震災地福島から横浜へ転校した児童の手記が公表されましたね。
http://www.jiji.com/sp/article?k=2016111500961&g=soc
ばい菌扱いされ、お金をむしり取られ、教師にも訴えたが無視された。何度も死のうと思ったが、でもぼくは生きる。
この新聞記事を読んだとき、私は涙をこらえることが出来ませんでした。
私の子供の学校にも転校してきた子がいました。
そして
すぐにいじめは始まったのです。
放射能がうつる
近寄るな
なんてひどいのでしょう。
私は転校してきた事を知ったとき
「大変な思いをして
がんばって来てくれたんだね。
仲良く出来るといいね!」
と家族と話し
娘に言いました。
娘は仲良くしようと
話しかけたりしましたが
相手の緊張もあり
あまりうまくいかないようでした。
ある日
いじめは起こります。
心ない言葉。
それは果たして
子供が自分でニュースを見て
発した言葉でしょうか?
この手記を書いた男の子は、賠償金をもらっているだろう、と言われてお金を出したそうです。
小学五年生で自分で調べて自分の意見として言っていたのでしょうか。
私は推測します。
お金を出すように言った児童の家庭で、「どうせタップリ賠償金もらってるんでしょう」などという会話がなかったか。
子供はゲームをしていても、ラインをしていても、ちゃんと聞いています。
話しかけて返事のないこともしばしばですが、大人の会話にはとても敏感です。
私は子供の前で子供を誉められたら、謙遜はしません。ありがとうございます。この子の頑張りを見てくださってうれしいです。などと素直に感謝します。お世辞であってもいいのです。子供の自信になるのです。
家庭での子供の前での会話、態度。
それが子供のいじめの根元ではないでしょうか。