こんばんは、ゆつきです。
いよいよ梅雨入りですね
個人的には、雨が降ってじめっとした夜に読む怪奇な話も
わりと湿度があっていいんじゃないかと思っている次第です。
さて、今週も金曜日が来ましたので、
病院であった不思議な話をしたいと思います。
肺がんなど、呼吸器の病気の終末期では、
強い痛みや苦しさなどに対して、持続的に医療麻薬を投与することがあります。
その代表がモルヒネなんですが・・・
なぜか初めに作った量よりも、亡くなった後に確認した量が多いことがまれにあるんです。
漫画にも示している通り、モルヒネは医療用とはいえ麻薬なので、
誤りがないよう、薬を準備するときも投与を開始するときも、
途中で追加投与するときだって、全て複数で確認します。
そんな厳重な確認をかいくぐって、亡くなったあと、
なぜか増えていたんです・・・
もうこれは、ダンカン・マクドゥーガル氏の言う、
人間が死ぬ際に起こる体重減少の一因に違いない、と。
ちなみに、使用しなくなった医療麻薬は、管理薬剤師立会いのもと、
施設内で再利用不可能な方法で処分することに法律で決まっています。
液状のものなら、流水と一緒に流したり、トイレに流したり。
絵で描くと何だかワイルドですが、これが正しい処理方法です。
謎の物質を含んでいるかもしれないモルヒネは、
流水で薄められて、下水で運ばれていってしまったので、
今も謎は謎のままです・・・
それでは、また来週の金曜日も、不思議な話を準備しておりますので、
またの訪問をお待ちしております。
今までに描いてきた病院であった不思議な話はこちらから
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