高度異形成になり手術が決まって、MRI検査日となりました。

私にとって何よりも怖いMRI‥

2年前乳がんになった時のMRIでは、始まってすぐに
「すいません!すいませーん‼︎
キャー❗️助けてー‼️」と叫び止めてしまった私。

その後は、いい年して看護士さんにずーっと手を握ってもらってなんとかやり終えた苦い思い出があります。苦しかった。


閉所が苦手な私はMRIのことを想像しただけで鼓動が早くなり、手に汗をかいてきます。

この日が来るのが本当にこわかった。


当日は朝病院に向かう時から、
「今日は平気な気がする!」
「病院で寝てるだけで検査できるなんて楽ちん!」
と無理矢理思い込ませていました。


MRIの受付を済ませ、待合室の長椅子に座りテレビを必死に必死に見ました。


「ももさーん、こちらへどうぞ」
呼ばれた瞬間一気に心臓の音が聞こえてきました。
緊張で指先が冷たくてすこし震えました。


男性の技師さんがカルテを見ながら
技師
「前回は一度止めたようですが、その後はどうでしたか?」
「その後はずっと看護士さんに手を握っていてもらってなんとかできました」
技師
「分かりました。今日はどうしますか?」
「一度チャレンジして、もし無理だったらまた‥」
技師
「分かりました。じゃ一度頑張ってみましょう。
そちらのカーテンの向こうで着替えてください」
私「はい」


緊張しながら検査服に着替えていると、向こう側からさっきの技師さんの声が聞こえてきました。


技師
「ももさん、前回は一度止めた後は看護士が手を握ってやり終えたって事だから、今日も最初はチャレンジしてみてもしダメだったら前回のようにお願いしますね」

「はい!分かりました!」


えっ?
誰⁇
もしかして⁈


そう、返事をしていたのは若い若い男性の技師さん。
私からしたら若い若い男の子です。


こんな男の子に手を握ってもらうなんて申し訳ないし、気恥ずかしいし、第一に余計に落ち着かない!


あー、絶対に頑張ってやり遂げなきゃ!


私はMRIの怖さとはまた違ったプレッシャーを感じ、本当に逃げ出したくなりました。