ここまでの記事で、
この両者の自分に対する
理解が深まったり、
この自分に対する見え方が
変わってきたのではないでしょうか。
いっそくとびに、
良い・悪いと決めてしまっていた
自分の要素や人格には、
その背景があり、
実はこういった一面もあり、という
その奥行きを私たちは
知らなかったりするものです。
そのうえで今回は、
内側の分裂した自分を見ようとせず
理解しようとしないまま、
片方の自分を良しとして、
片方の自分を×としたままにすると、
”恋愛がどうなっていくのか”
を、お伝えします。
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恋愛は1番あの時の自分が節々で刺激される
結論からいうと、
内側の分裂した自分を見ようとせず
理解しようとしないまま、
片方の自分を良しとして、
片方の自分を×としたままにする
↑この状態が、
恋愛がうまくいかなくなってしまう
状態なのです。
今回は、
1番分かりやすい例をお伝えします。
まず、
内側の分裂した自分を見ようとせず
理解しようとしないまま、
片方の自分を良しとして、
片方の自分を×としたままにする
↑という状態になってしまっている、
ならざるをえなくなってしまっている
ということは、同時に、
すごく甘えたくて
すごく愛してほしくて
すごく認めてほしくて
すごく褒めてほしくて
すごく追いかけてほしくて
すごく満たしてほしい
という、
あの時の自分が、”その状態のまま”
おきざりになってしまっている
ということでもあります。
そして、この思いとは、
根源では親に感じていた思い
ですよね。
当時の私たちにとって親とは、
”愛してほしい人”
だったと思います。
”愛してほしい人”
に感じていて、満たされず、
かつ、
抑圧されてきた思いだからこそ、
大人になった今、
恋愛でその思いが節々で
刺激されるんです。
恋愛の相手って、
愛している相手でもありますが、
痛みが取り残されている方ほど、
”愛してほしい相手”
でもあるからです。
家庭環境や親子関係で
満たされなかったり、
あの時の自分が取り残されていると、
大人になって、
”そのかわりとなるような
居場所・相手”
を探すようになります。
そうして、恋愛の相手に
スライドされるんですね。
だから、
節々であの時の自分が
刺激されるんです。
”あの時に本当は感じていて、
叫びたいくらいに言いたかった
思いや言葉を、
出さずにはいられなくなってしまう”
”あの時してもらえなかったという、
あまりにも痛すぎる傷が、
彼にしてもらえなかった
というトリガーで、
カサブタがベリッとはがされて、
あの時の怒りと共に
彼にぶつけたくなってしまう”
これが起きるんです。
ここであの時の自分が登場する
この時。
この時に、
と感じた自分が、登場します。
それは、幼い子ならではの、
という行動だったり、
そのまま出さずにはいられない
もう、止まらない!
という、あの時の幼い自分が叫ぶ。
このように、
”あの時のあの感覚のぶつけ方”
をしてしまう。
これも、
痛みゆえにしょうがないこと
でもある。
でも、
大人になった今それをそのまま
相手にぶつけてしまうと、
相手にとっては気持ちが
冷めてしまったり、
重たさとなってしまう。
こうして、
彼との関係が壊れてしまう、
ということになってしまうんですね。
あの時の自分に大人の自分の知識が加わることも
あるいは、
あの時の幼い自分がそのまま、
ということだけではなく、
大人の様々な知識や、
「こうしたらこうなってしまう」
を学んだ自分も混ざることで、
遠回しに、
自分が悪くないように、
相手が悪者になるように、責める
ということになってしまったり、
自分はこれだけしたのだから、
あなたはこうするべきでしょ
というような、
こちらが正しくてあなたが悪い、
という立場を作って
主張をぶつけてしまう
ということをしてしまったり、
”あの時の
自分の痛み由来の
ぶつけ方”
+
”大人になって
これまで学んできた事の、
操作”
が加わってしまう。
でも、結局は、
それが続くと相手は
離れたくなってしまうのです。
こちらの痛みや、ぶつける、
攻撃、操作、という形での投げ方は、
相手もずっと受け取り続けることが
できないからです。
という感覚で、
内側の分裂した自分を見ようとせず
理解しようとしないまま、
片方の自分を良しとして、
片方の自分を×としたままにする
と、
こういうことが起きてしまうんです。
今回の例って、
きっとあなたも経験があるのでは
ないでしょうか。
だからね、その自分を、
×!とするのではなくて、
見ていこう、
としていただきたいのです。
今回は1番分かりやすいところを
お伝えしましたが、
また次回は違う例をお伝えしますね。
何か参考になるものや
響くものがありましたら嬉しいです。
今日もご覧くださり、
ありがとうございました。
壊れてしまう恋愛を終える
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