407.都知事選は小池氏勝利 |  雑想 What do you think of this? Hiro's weblog 

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#音楽とスポーツとガーデニングとアンティークが好きで、日常の出来事への思いなども自由気ままに綴っています。

 小池都知事が3選を果たした。過去の実績からして、「大方が予想した通りの結果となった」と言っていいだろう。

 メディアはこぞって対抗馬として挙げた蓮舫氏が、石丸氏に及ばず3位に沈んだことを「番狂わせ」「予想外」と伝えている。

 しかし、終わったから言うのではないが、私は当初から石丸氏が蓮舫氏を下回ることないだろうと予想していた。それは蓮舫氏の感情丸出しの、時にヒステリックに映る言動を不快に感じる人が、少なくとも自分の周りにはかなりの数いたからだ。

 また、立候補に際して小池氏に「私と11で討論をしましょう」と言い放ったのもいただけなかった。有権者の中にはあの発言を、「自分が一番の対抗馬だと言わんばかりだ。自惚れている」と感じた人がきっといたと思う。

 知事選は国政選挙と違って主役は党より個人。それゆえ自民党への批判が逆風にならなかったのも大きい。
 一方、2位となった石丸氏はどうか。今の選挙に不可欠のSNSの使い方がうまく、それによって若い年齢層の支持を受けた。ただ、肝心の目指す政策は最後までよくわからず、また、メディアが取り上げることでご本人が時の人と思い込んでいる印象を受ける。今後、国政などにトライした場合、人々が今回のように見てくれるかどうか。

 小池都知事の獲得票の割合が4割台だったことについて、過半数に届いていないとの見方もあるが、民主主義は1票でも多い方に従うもの。信任は誰も否定できない。実際、個人的には小池知事の実績が、過去の知事に比べても劣るところはないと考えている。

 唯一且つ最大の懸念は、このブログで何度も書いているように、「多選が独裁的になるのは必然」ということ。