少し前までユノに無視されていたからこんな場所にこれるなんて思いもしなかった。

『たこやき4つください。あと、ひとつだけソースかけないでください。』そう言うと、店のお姉さんは『え?ソースを?』と聞き返してきた。
『お願いします。』

ユノは、甘いものとかしょっぱいものとか、濃いものは心臓に負担がかかるから食べられなかった。

『たこ焼きひとつ。ソースたっぷり目で。会計は、彼がします。』と後ろからいきなりチャンミン先輩が現れた。 俺は睨んだ。

『いいじゃないですか、たこ焼きくらい。』

…確かに。ミナさんと食べるのかな?
『あっ、ところでラブラブデート楽しそうですね。』そうジェジュンが告げると『えぇ。楽しいですよ。ジェジュンのためだから。』と言われてしまった。

先輩の顔をじっと見てしまう。

『そんなに、困った顔でじっとみないで下さい。これでも、傷つくんだから。』そして、ジェジュンの頭をチャンミン先輩はポンポンした。

『あ~、僕はなんていいやつなんでしょう?元恋人のサポートなんて。相手は、たこ焼きに濃いソースをかけちゃ駄目なような男なのに。』チャミ様は溜め息をついた。

実際、ジェジュンはジェットコースターも甘いアイスクリームも、ソースたっぷりのたこ焼きもなんにも要らなかった。ユノさえいてくれるなら。

ユノと遊園地を歩けるだけで、こんなにも幸せだから。

ジェジュンは『ごめんなさい。』とチャンミン先輩に謝った。

『悪いと思ってるなら、今度の日曜日。僕の誕生日だけは一緒にいてくれます?』いつになく真面目な顔で先輩が言ってくる。

それってデートってことかな?
いつもなら『バカ』ですませるとこだけど、色々助けてもらった分いいかな?とジェジュンは思ってしまった。

そこに、シン・ミナがやってきて『チャンミン先輩、一緒にジェットコースターに乗りましょう。』と言ってくると『ジュンスとジュノもジェットコースター乗りにいこう。ふたりは、観覧車でも乗ってなさい。』とチャンミン先輩が言ってくれてユノとふたりきりにしてくれた。

ユノは、『乗りにいくぞ。』とジェジュンと目も合わせないで言うと、先に進んでしまって…。

『待ってよ。』

ふたり観覧車。

『どうしたんだよ?』

ユノの向かえに座って顔を覗きこんだけど、目線は合わないまま。

『別に。』

『なぁ、なんか怒ってるだろ?』

『ジェジュン…』そう言ったきりユノは外の景色を眺めていた。

せっかくふたりっきりになって、綺麗な景色をみているのに。

『チャンミン先輩となんかあった?』
しばらくするとユノが口を開いた。

『別に、むちゃくちゃ気になるわけじゃないけど…別れたっていったのにいまだにチャンミン先輩と仲がいいんだな。さっき一緒にたこ焼き買ってたし、あのアイコンタクトはなんだったんだよ!!』

『え?え?ユノ、なに言ってるんだよ?』

『((##゚Д゚)イライラ。)なんにも言ってません!!』

そう言ったきり、ユノは黙ってしまった。

さっきよりも、ずっと怒ってるみたいで…。

(↑威圧感のあるユノ。ここまで、怒ってないですwww)

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(※画像お借りしました。ありがとうございました☆)