別居のタイミングには、社宅の取り壊しという外的要因があり
十分な話し合いができたのかどうか。
わかりませんが、ともあれ息子と私は
実家のある地方都市に出戻り、
実家で両親・妹・息子・私での暮らしが始まりました。
当時、父は現役の会社員。
母は母で自宅で学習塾を経営しているし
妹も仕事を持っています。
みんな忙しい。
息子を保育園へ預ける理由は十分にありましたが
肝心の私自身が無職。
とにかく息子を保育園に預けたかったのですが
- 市内の保育園事情に詳しい妹
- 教育熱心な母
の影響を受け、
「預けられればどこでもいい!」とは思えませんでした。
やはり預けるからには「よい保育園へ」との思いが働き
調べた結果、週3日の一時保育制度を利用すれば
希望の保育園へ、私が無職でも
預けられるということがわかりました。
早速申し込み、週3日は息子は保育園へ。
園庭に、シンボリックな大きな木がある保育園でした。
私は職探しへ。
残りの2日は、息子の習いごとをすることで
ストレスフルな、息子とのふたりきりの時間を避けることにしました。
夫とは離婚は成立しておらず、別居状態。
約束した養育費は4万円/月。
根拠は、「ふたりの子どもだから、養育費も半分ずつ負担」という考えでした。
子どもひとりの生活・養育にかかるお金が
均して月に8万円だとして、その半分を夫が負担する
というのです。
期限は20歳まで。
理にかなっているように当時は思いました。
別居開始前までに公証人役場で公正証書を作成したと記憶しています。
それから20年以上経ち、私は4度めの結婚相手が
前妻に30万円/月も送金していると知り
本当に驚きました。
有責配偶者でもなく
子どもだってとっくに成人しています。
離婚を言い出したのは前妻側だともきいています。
さらに期限を決めていないときいて、卒倒しそうでした(笑)
すごいな。そんな世界があるのか・・・と。
私は、取りっぱぐれたのか?と(笑)
いえいえ。4万円/月でも
子どもが父親からの送金のおかげで
のちに人生を変える旅立ちができたのです。
感謝しか、ありません。

