山田(仮称)さんのお話。


さて、お仕事に頑張る山田(仮称)さんだが、年末に入ったせいか、仕事が多くなって来た。


同僚たちと仕事を振り分け、なんとか1日をしのぐ。


ある日、同僚の仕事量が大変かも?と思う。

が、山田(仮称)さんとて、締め切りまでの時間との闘いなのである。

でも、大変そうだし、なんとかしてあげたい気持ちもあるわけで・・・。


ふと、周りを見渡すと


見つけた!

^ - ^


同僚のひとり。

小林(仮称)くんがいるではないか!

彼はまだまだ時間的に余裕がある仕事。

ここはひとつ、彼に振り分けして助けて貰おう。


ターゲットON!


にこやかに、山田(仮称)さんは

小林(仮称)くんに言った。



この仕事なんだけど、

やり方、わかるよね?


すると、小林(仮称)くんは、



わかりません

と、明確に即答する。


((((;゚Д゚)

え?


まさかの答えに、山田(仮称)さんは

あ、そうと間抜けた事を言ってしまった。


まさかの、わかりません・・


少なからず衝撃を伴う山田(仮称)さんであった。

思わずスゴスゴと、自分の仕事に戻る。


彼に悪気はない。

仕事がしたくない言い訳ではない。

そういう人だとは知っている。


それでも、な。
山田(仮称)さんは心の中で呟いてしまう。


わからない?

わからないって?どういうこと??

この仕事して長いよね?

今までそれを担当した事もあったよね?

(そう、彼は3年前はやっていたはずの仕事)

忘れちゃったって事?


理解できない山田(仮称)さん


そう。なんだか、よくわからないけれど


山田(仮称)さんのお願いは、頼む前に

一刀両断


それだけはわかったのであった。



結局、偉い人を巻き込んで

何とかお終いにしたらしい。


1日を乗り切ったわけだが、

今でも山田(仮称)さんは

小林(仮称)くんのわかりませんの意味が

理解できないままでいる。


いつでもどんな時も小林(仮称)くんはマイペース。

それだけは身に沁みた山田(仮称)さんであった。